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2018.10.29 Monday / - / - / -
#ミラノ万博5(魅惑のアフリカ料理、アルプスのジェラート)
10月11日(日)、ミラノ万博。

今日はここまででインドネシアやトルクメニスタンなど
(僕の中では)比較的大きなパビリオンを回ってきたが(→参考)、
目立ったところは大抵どこも長い行列ができているため
再び無意識のうちに小規模パビリオンへ足が向くことになる。

58.ソマリア
59.ジブチ



―そろそろ昼飯を食べよう。

昨日訪れたアフリカゾーンを歩いていると、
エリトリア館で旨そうな料理を売っていた。



エリトリア料理。

薄くて柔らかいパンのようなものの上にカレーのようなソースがかかっている。
後づけ知識だが、このパンはインジェラといい、粟のような穀物でできているらしい。




「…!!」




エリトリア、うめぇ!

ラムカレーは肉の旨味が濃厚、スパイスの辛味と仄かな苦味で抜群に美味。
豆の甘味が利いた他のソースもいい。パン生地の素朴な穀物の風味にいずれもよく合う。
思わず唸るほどレベルが高い。


続いて、リベリア館でもう一皿。


チェブヤップ。(Thiebou Yapp)

トマトソース味のライスにラム肉と野菜の煮込みがかかっている。





「…!!」



これもいい。

ラム肉の旨味と野菜の甘味が凝縮した煮込みがライスによく合う。
スパイスの加減が絶妙。エリトリアしかり、アフリカ料理はなかなか奥が深い。

満足感に浸りながら、次のパビリオンへ。



カリブ諸国連合館。

こういう小国グループ系は好きだな。
現実世界ではなかなか行けない国々を一瞬で回ることができる。

60.セントルシア
61.グイアナ
62.バルバドス
63.ベリーズ
64.グレナダ
65.セントビンセント・グレナディーン諸島
66.スリナム





67.マルタ

パビリオンのテーマは養蜂。昨年夏のマルタ旅行は楽しかった。

68.アルジェリア
69.セルビア
70.サンマリノ
71.モンテネグロ
72.チュニジア
73.ギリシャ


勢いに乗り、周辺の国々を次々と制覇する。


―そういえば、まだ大事なところを見ていなかった。



イタリア館。

さすが開催国だけあり、規模も最大。写真のパビリオンのみならず、
通り一帯にイタリア関連のパビリオンがずらりと軒を連ねている。


生命の木。ミラノ万博のシンボルタワー。


74.スリランカ



「イータリー」エリアのジェラート屋。

「アルプスのミルクを使ったジェラート」という
そそる能書きで、屋台の前には長い行列ができていた。



アルプスのジェラート。

ミルク、チョコレート、モカ、ピスタチオの4種類から2つを選ぶシステムで、
僕らが買ったときにはチョコとモカが品切れで仕込んでいる最中だった。
僕はミルク+ピスタチオ、嫁はミルク+ミルク。




「…!!」




なにこれ、超うまい。

口に含んだ瞬間、乳(ちち)という単語が頭に浮かぶ。

それくらいミルクの味が濃い。衝撃の旨さ。

ピスタチオも巷に溢れるジェラートの何倍も濃厚だ。
こんなに旨いジェラートは生まれて初めて食べた。



ベラルーシ館。デジタル風車がインパクト大。

―そろそろ帰路に着く時間だ。最後に美味しいジェラートも味わえてよかった。


完全に帰るモードに入った僕に向かって嫁が一言。



”ベトナム行きたい。”


嫁にとって、小さいパビリオン巡り・「はんこ集め」はとても退屈だった。

ベトナム館、この程度の混み具合なら大丈夫だろう。



75.ベトナム

竹を存分に使った美しい造り。美しいアジアの雰囲気満点だ。



1階は展示、吹き抜けの2階は土産屋の構成。

ミラノ万博ではベトナムの「笠」をかぶっている人々を大勢見かけた。
あまりによく見るので無料なのかと思ったら10ユーロで売ってた。

最後にベトナム館に入れてよかった。嫁の判断に従って正解だった。


後ろ髪引かれる思いで会場を後にする。
ギリギリになったが、ミラノ万博を体験できて本当によかった。

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ホテルの駐車場に戻ってミラノを出発。

ゴッタルト峠を越えた後、車の中で夕食を取る。
トンネルに入る前に激しい渋滞にはまり、心身ともに疲弊しきっている。

スイスのサービスエリアにはろくな食事がない(超高いし)。
スイスに入る前に、ミラノから高速に乗ってすぐのサービスエリアでパンを
テイクアウトしておくと、スイスに入ってもイタリアの旨いパンが味わえる。


ファットリア。(Fattoria)
イタリア語で「農園」を意味する。生ハムの旨味と熟成した白カビチーズの
芳醇な香りが絶妙に合う。自然の甘味がある黄色いパン生地もいい。



トラメッツィーノ。(Tramezzino)

ヴェネツィア発祥の具だくさんなサンドイッチ。ヴェネツィアを旅行した際
にも何度か食べたが、当時は勝手に「もりもりサンド」と命名していた。

幾重にも重なった薄いハムから淡い旨味がジワジワと滲み出てくる。
みじん切りのマッシュルームの香り、甘めのマヨネーズのコク、
しっとり柔らかいパン生地が一体となって非常に旨い。

二つの美味しいパンで体力回復、無事家まで帰り着くことができた。


万博土産。

我ながら非常に少ない。独身時代ならもっと派手に散財してた
ところだが、嫁がいるとこうなるのだ。左から順に紹介すると、

・ラオスの米ビール「ビアラオゴールド」
・万博マグネット (インドネシア館で購入)
・万博パスポート
・バチカン館のローマ法王マグネット
・ケニアのマカダミアナッツ


ワインは迷った末に買わなかった。

近日中にビアラオゴールドとケニアのマカダミアナッツで「万博飲み」をしたい。



あ、一点忘れてた。


・サントメプリンシペのチョコレート(カカオ豆の粒入り)

よく見たら、

「サントメプリンシペ産のカカオだけを使ってイタリアで作ったチョコレート」

だった。
2015.10.24 Saturday / ミラノ万博 / comments(0) / trackbacks(0)
#ミラノ万博4(安定のトルクメニスタン)
10月11日(日)、ミラノ万博。昨日に続いて2日目。

昨日は珍しい国のパビリオンをたくさん回れて
僕自身は大満足だったが、嫁の感想は全く違った。
(昨日の様子 → 1 2 3)

”展示なんかろくに見もせず、マイナーな国の「はんこ」ばかり集めて
いったい何が楽しいのか。私は日本館とかもっと大きいパビリオンが見たい。”


スタンプ集めという崇高な遊びを「はんこ」呼ばわりである。
夫婦の間でこうも「万博観」が違うものなのか…。

今日は嫁の希望を叶えるべく、開場の10時に合わせて会場の入り口へと急ぐ。



長蛇の列。

9時45分に並び始め、会場に入れたのは10時半過ぎだった。

日本館を目指して猛然とダッシュ。





「…!!」




3時間30分待ち。

ここは行列の最後尾ではない。僕の目算では、

最後尾から「3時間30分待ち」の看板まで
来るのに、さらに3時間前後かかる。


あまりの行列に、さすがの嫁も閉口していた。
日本館に見切りをつけ、より手頃なパビリオンを目指す。


昨日最後行ったエストニア館が53番目だから…


54.インドネシア

東南アジアの大国。万博会場のメイン通り沿いにあるパビリオンだ。
待ち時間15分程度で入場。



開放的な内部には郷土の展示品が散りばめられている。



楽器が多いのも特徴。手で、耳でインドネシアを体感できる。



55.トルクメニスタン


出た、中央アジアの北朝鮮。大統領様のご尊顔が眩しい。


熟れ鮓のようなトルクメニスタン特産の魚の加工食品。

うわぁ、不味美味しそう…。



異様なオーラを放つ建築物。

トルクメニスタンは天然ガスが豊富で金は結構あるらしい。
謎の国家、良くも悪くも気になる存在だ。


日本館に入るのは無理だけど、外側だけでも見よう。


47都道府県を記した鮮やかな酒樽。



立派な盆栽。


福島ウィーク。
日本館のレストランの脇では、町おこし的なイベントが行われていた。

レストランで日本食を食べようかとも思ったが、
ココイチや京樽を食べるのにあんなに並びたくない。



56.トルコ

オープンな造りになっており、待ち時間ゼロで入れた。



57.モナコ

水中を優雅に漂うクラゲの姿に見入る。



ビオせんべい。

会場内のビオ(有機)食品スーパーで購入。
程よい塩気とオリーブ油のコク、ビオならではの上質な風味で旨い。
2015.10.24 Saturday / ミラノ万博 / comments(0) / trackbacks(0)
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