8月3日(金)、午前10時。
ロンドンオリンピック・女子卓球団体予選1回戦。
不幸にもチケットが彼女とバラバラになってしまったが、
幸運にも
日本代表が出場する時間の試合である。
女子卓球。
愛ちゃん。
福原愛。天才卓球少女。国民的アイドル。泣きべそをかいてた幼少時代から今に至るまで、日本中が愛ちゃんの成長を暖かく見守ってきた。
日本人で愛ちゃんを知らない者はいなくとも、
愛ちゃんを実際にこの目で見られる者は多くない。
そんな極めて貴重な機会に恵まれたのである。
ペットボトルのハイネケン片手に、愛ちゃんとの初対面の瞬間を待つ。
「…!!」愛ちゃん来た!!福原愛。第1試合から登場。
愛ちゃんもすっかり大人になったんだなぁ…。
「…!!」ボールを真っ直ぐ放り投げてから繰り出す
空中サーブ。1回戦の対戦相手はアメリカ。
スポーツ大国アメリカにも卓球なら勝てる。
なお、アメリカの選手は3人とも明らかに中国系だった。
愛ちゃんは落ち着いたプレーでアメリカを寄せ付けず。
3セットを連取し、危なげなく第1試合をものにした。
会場全体の様子はこんな感じ。4つの試合が同時に行われている。
左からシンガポール×ポーランド、日本×アメリカ、中国×スペイン、韓国×ブラジル。
第2試合は
平野早矢香。第1セットこそやや苦しんだが、その後持ち直して平野も3セット連取。
第3試合はダブルス。愛ちゃん&
石川佳純ペア。
愛ちゃんよりも石川の方が目立っていた。
ちょっと休憩。愛ちゃんは余裕の表情、
コート脇の平野にも笑顔が見られる。
第3試合も日本が3セット連取でアメリカに完勝!
全く危なげない展開で準々決勝進出を決めたのであった。
愛ちゃん、平野、石川…3人とも素晴らしい戦いぶりだった。
清々しい気分で試合会場を後にする。
帰りの電車を待っていると、アメリカ代表の選手がいた。
例えば陸上やバスケのアメリカ代表に電車移動させるか?
この格差、ひどい扱いだな(笑)。
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その後、日本代表は決勝まで勝ち進んだ。決勝で中国に敗れた
ものの、オリンピックでのメダル獲得は
日本卓球界史上初の快挙。非常に価値のある
銀メダルをものにしたのであった。