12月11日(土)、シュトゥットガルトのクリスマスマーケット。
サバ塩&ビールで満腹。テンションはかなり高めだ。
そろそろグリューワイン(温かいワイン)でも飲むか。
グリューワインは前日地元のクリスマスマーケットで初体験したが、
予想以上に旨かった。
グリューワイン!ワイン自体が2.5ユーロ、カップのデポジットが1.5ユーロ。
甘味はかなり強いが、ワイン特有の風味とのバランスが絶妙。
心も身体も温まる、クリスマスムード満点の1杯だ。
グリューワインは飲み口が優しいので、ついペースが進んでしまう。
上海万博のプラハ館で飲んだホットワインはシナモンが強すぎて
ヒドい味がしたが(
http://asablo202y.jugem.jp/?eid=339)
ドイツのグリューワインは美味しく味わえる。
そして、グリューワインは意外とアルコールが残っている。
歩いてるうちにだんだん酔いが回ってきた。
「…!!」スライムがあらわれた!
スライムを食べてやろうと思って店の前に出ると、
屋根の上の美しいデコレーションに目を奪われた。
スライム=
巨大マコロン。
表面のココナッツの濃厚な香りとコクがたまらない。これは旨いなぁ。
そこで、
グリューワイン。
甘いもの同士なのでマコロンともよく合う。
飲むペースを擬音語で表すと、「チビチビ」より
「ガブガブ」に近い。
いい気分で再びクリスマスマーケットを徘徊する。
帰りがけにサバの屋台を通りかかると、
日本人会と思しき団体に遭遇した。
10人くらいの日本人がカウンターに横並びで箸と大根おろしと醤油で
サバを味わう姿は圧巻。まるで日本の
ガード下の立ち飲み屋みたいな光景だった。
え? あ、これ、いいんすか?
…サーセン! いただきやす!「ぐおぉ…!!」グラッパ?キルシュ?既に酔ってたので詳細は覚えてないが、それ系の蒸留酒。
こいつは効くぜ。同時に、さっきまで巨大マコロンとグリューワインで甘々だった口の中が一気にさっぱりする。
日本人会の結束力、そして日本人を結束させるサバの旨さに心から感謝する。
帰りの電車はインターシティではなく普通の快速(リージョナル何とか)。
次の乗り換え駅まで恐らく2時間近く掛かる。
これは寝ていけばちょうどいい時間に起きるだろう。実に理想的な展開だ。
…おやすみ。
「…!?」思いっきり寝過ごした(笑)。本来の乗り継ぎ駅よりかなり南の町。
こんなに派手にやらかしたのは久しぶりだ。
若かりし頃の寝過ごし遍歴を思い出す。
(東西線)早稲田から2駅先の飯田橋で乗換のはずが…
東葉勝田台。
(中央線)飯田橋から2駅先の御茶ノ水で乗換のはずが…
折り返して豊田。
(有楽町線)飯田橋から1駅先の江戸川橋ならいくらなんでも…
和光市。
(阪急線)堺筋線接続で上新庄下車のはずが…
高槻市、北千里(淡路乗換に失敗)。
日本で例えると、このクラスの
バカさ加減である。
―ようやく本来の乗り継ぎ駅に到着。
ところが、電車の本数が少ない田舎のため
1時間以上も待たされる羽目になる。
駅ナカにバーがあったのが唯一の救い。
ヘッフェヴァイツェンを飲みながら電車の到着を待つ。
クリスマス気分で盛り上がってたとはいえ、いい歳こいて何やってんだか。
自らに
猛省を促したい。
―もちろんその後は寝過ごしはしなかった。通常の倍以上の時間を掛けて帰宅。
土産。クリスマスプレゼントにティップキックを2体購入した。
左から
ロン毛のドイツ代表、スイス代表、黒糖パンみたいなドイツの菓子。
菓子の味は黒糖ではなく、白砂糖+独特のスパイス。なかなかクセになる味だ。
ロン毛のドイツ代表。どことなく
地獄のミサワに出てきそうな風貌だ。(
http://jigokuno.com/)
他の国には確かにいるが、ドイツ代表にロン毛の選手なんていたっけ。
…よく見てみたら、パッケージに
「レディースコンペティション」と書いてあった。
そうか、ロン毛じゃなくて
女子代表だったのか。買ったときは全然気づかなかった。
確かによく見ると若干女性らしい体形に造られている。
こうして振り返ってみると、我ながらヒドい酔っ払いようだった。