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2018.10.29 Monday / - / - / -
#VfBシュトゥットガルト×VfLヴォルフスブルク(11/03/20)

3月11日(金)を境に、日本を取り巻く状況が一変してしまった。

12日(土)は本来ならいつもの調子でカイザースラウテルン×フライブルクを見に行く予定
だったが、とてもそれどころではない。結局一日中自宅でUstreamのNHKに齧りついていた。

―3月20日(日)。

現在も被災地を中心に日本の大部分が混乱の真っ只中にあるものの、
ほとんどの日本人が国家の存亡を深刻に憂えた震災直後から1週間が過ぎ、
徐々にではあるが国民の中に前向きな気持ち・雰囲気が生まれつつある。

ブンデスリーガはこの週に行われる1部と2部の全試合で
選手の喪章及び試合前の黙祷を実施することを決定した。


メルセデスベンツアレーナ。

ブンデスリーガ第27節。今日の試合は、
VfBシュトゥットガルト×VfLヴォルフスブルク

シュトゥットガルト×ヴォルフスブルク。
ベンツ×フォルクスワーゲン。

岡崎慎司×長谷部誠

日本代表の主力であると同時に各クラブの主力でもある岡崎と長谷部。

日本の底力、見せてくれ。

フュンフ・オイロ(5ユーロ)で有名な非公式マフラーの屋台で
日本のマフラーを購入してスタジアム入りする。


腹が減っては底力も発揮できぬ。
今回の腹ごしらえは趣向を変えてピザ。飲み物は「色だけビール」のアップルソーダ。
前回ここで食べたソーセージがイマイチで萎えたが、ピザも正直言って微妙。
(生地が分厚い/チーズが少ない/アツアツでなく生温かい/端の方が一部真っ黒に焦げている)
シュトゥットガルトではスタジアムの外で腹ごしらえを済ませるか、晩飯まで我慢すべきである。


岡崎! ついに生ザキオカと初対面。
矢野、香川、内田、長谷部、槙野、そして岡崎。
これで今季ブンデス1部に所属する日本人選手は全員この目で見たことになる。
ほかの選手は全員ゲーム用のパンツでアップしてるのに、岡崎だけはなぜか
裾がすぼまったロングパンツのジャージを穿いている。どう見ても寝間着(笑)。


キックオフ前に1分間の黙祷―。


























…ホイッスルが鳴り、スタジアム全体から温かい拍手が沸き起こる。

黙祷中、遠くの方で酔っ払いのおっさんが一人意味不明な言葉を叫んでた以外は
物音一つ立たなかった。あの場の静寂を思い返すと胸に熱いものが込み上げてくる。
ドイツ人の気持ちに心から感謝したい。

―午後5時30分、キックオフ。

前半は角度的に岡崎より長谷部の方が撮りやすかったので、長谷部を中心に写真を撮りまくる。


日本代表キャプテン・長谷部誠。日本に光を!
長谷部を生で見るのはこれで2回目。
前回もそうだったが、写真を見返すと半分以上目が閉じていた。
長谷部はまばたきが多いんだろうか。


これも微妙に閉じてる。
前半は長谷部のヴォルフスブルクが押す展開。
岡崎のシュトゥットガルトはなかなか敵陣までボールを運べない。


激しい逆光。
これはめちゃくちゃ見づらい。左手で庇を作りながら必死で試合を追う。
次からは反対側のチケットを買おう。

―前半の半分を過ぎたあたりで、左トップにいた岡崎が右に移ってきた。


岡崎&長谷部のツーショット!

そして。





「…!!」


胸熱。
岡崎と長谷部がボールを巡って直接マッチアップしている。
岡崎が守備/長谷部が攻撃だったが、日本人にとってこれほど嬉しい瞬間はない。


その直後。

自陣深くまで攻められたシュトゥットガルトは懸命にピンチ脱出を試みるが、
右SBセロッツィが外に蹴ったクリアは他の選手に当たって大きく跳ね返り、
あろうことかゴール真正面でヴォルフスブルクに渡ってしまった。

グラフィッチがこれを難なく沈めてヴォルフスブルク先制。

信じられない大失態。
GKウルライヒは完全にブチキレ。セロッティに猛然と詰め寄り容赦なく叱責を浴びせる。
これは当然だ。あまりに不憫で切なくなってくる。




―シュトゥットガルト、0-1のビハインドで後半開始。

長谷部はなぜか交代させられていた。


岡崎は健在。
FWでありながら、自陣深くまで下がって懸命に守備をする姿が目立つ。
あわやのシュートシーンもあったがオフサイドだった。

「戦犯」セロッティ、途中交代。スタンドから拍手が沸き起こった。


なかなかいいボールが回ってこず、ストレスが溜まる展開が続く。

特に左SBのモリナーロ。
じっくり組み立てて攻めるべき場面に何も考えず、不用意にデカい縦パスを放り込むだけ。
「じゃ、あと頼むわ」みたいな。ニワカの僕でさえわかる怠慢プレーが幾度か見られた。


―時間が経つにつれ、流れが徐々にシュトゥットガルトに傾いてきた。


フリーキックのチャンス。岡崎、頼む!

しかし、シュトゥットガルトは度重なるチャンスを生かすことができず。
88分あたりから、勝負を諦めた一部の地元ファンがぞろぞろと帰り始める有様であった。

―90分経過。後半ロスタイムは4分。

スタジアム全体が諦めモードに包まれる。
この期に及んでGKへの消極的なバックパスも見られ、ブーイング(指笛)が鳴り止まない。

もうあかんわ。今日はハルニクもおらんかったし、しょうがないな。

























「…!!」


来たあぁぁぁぁ!!
後半ロスタイムも終わりかけ、試合終了数十秒前に起死回生の同点ゴール!
この展開は凄い、凄すぎる。

プレー再開直後に試合終了のホイッスル。
シュトゥットガルト、土壇場のゴールで1-1のドロー。

勝ち点1がついただけでなく、もしあのまま0-1で負けてたら
ヴォルフスブルクに勝ち点3が入ってたところを1に抑えることができた。
残留争いの最中にあるシュトゥットガルトにとって、この差は実に大きい。
逆にヴォルフスブルクにとっては実に痛い。出戻りのマガト初陣飾れず。

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専門紙の採点は微妙だったが、二人の日本人はともに頑張ってたと思う。

日本人としてはシュトゥットガルト・ヴォルフスブルクともに何としても残留してほしい。
来季はカールスルーエでなくフライブルクで岡崎と長谷部を見たい。

そして、次の試合で岡崎の初ゴールが生まれることを祈る。

2011.03.23 Wednesday / ドイツ-サッカー / comments(0) / trackbacks(0)
#ワガママラーメン/土産コレクション

3月7日(月)、ヒースロー空港。
ドイツへ帰る前に何か食べたくなってきた。

辺りを見渡すと…。


ワガママレストラン。
いかにも欧州の大都市にありそうな、ちょっと小洒落た胡散臭い日本食屋。
ラーメンやギョーザ、カレーなどお馴染みのメニューが揃っている。

ここはやはり最もハイリスクなラーメンに挑むべきだろう。
自称ローカルフード研究家の血が騒ぐ。

別にローカルフードでも何でもないけど。


このセンス、どう見ても日本人経営じゃないな。
(ワガママURL http://wagamama.com/)


ワガママラーメン。
具の構成は鶏胸肉チャーシュー、メンマ、ワカメ、エビ、タラ、カマボコ、シイタケ、厚揚げ、
季節の青野菜。ディテールはさておき、ぱっと見はなかなかスタイリッシュな
和風ラーメンっぽいイメージだ。少なくとも見ただけでアウトという感じではない。
(セーフでもないけど。)

まぁ、食えばわかる。


「…!?」


箸で麺を持ち上げた瞬間に全てを悟った。
いかにも海外のラーメンと言うべき、白くてコシのないヤワ麺。
いろいろ入った「ワガママ」な具の数々も、素材そのものの味、
調理の味付けともに薄く、麺を一気に啜りたくなるようなパワーはない。

スープは意外と悪くない。
メニューには「ベジタブルスープ」と書いてあったが、非常にあっさり
していながら野菜だけで取ったとは思えないほど旨味がある。





結論:ラーメンは日本に帰るまで我慢しよう。

次は早くて盆休みか…。


ワガママラーメンを食べてたせいで、搭乗ゲートに着いたのが時間ギリギリになってしまった。
ヒースロー第5のB・Cゲートはシャトル列車に乗ったり上に上ったりしないといけないので
時間に余裕を持って行かなければならない。

―以下、充実の土産コレクション。


<定番系>
衛兵のエンテ(イギリスだからダックでいいのか)、観光地のミニチュア像(ビッグベン、
タワーブリッジ、セントポール大聖堂)、2階建てバスのミニカー、車のステッカー。
これまで各地で買った観光地のミニチュア像はある一つ棚の上に並べて
飾っているのだが、だんだんスペースがなくなってきつつある。


<サッカー系>
ウェストハムのマフラー、ペナント、ジャージ、 「No.1ファン」という名のフィギュア。
1体20ポンドとやけに高いなと思ったら、電池で歌ったり踊ったりできるらしい。
(今のところ試してみる気はない。)


<博物館系>
自然史博物館の「ポケットボルケーノ」。ポケットにボルケーノだぜ?凄くないか?
ベーキングパウダーなどを入れて遊ぶ「子供の科学」的おもちゃのようだ。
そして何と言ってもこの旅最大の収穫は、大英博物館で買った
ロゼッタストーンのレプリカ。これはもう我が家の家宝である。
同じく大英博物館でエジプトグッズ各種。V&Aにはそそる品がなかった。


<食い物系>
アップトンパークのマーケットでコカラーメン各種、チキンカレーマサラ。
あとは適当にスナック菓子。


<お紅茶系>
フォートナム&メイソンで紅茶とクッキー。
ごめんあそばせ、しばらく優雅なティータイムを楽しませていただくわ。
葉っぱとティーバッグの両方売ってたが、ニワカの僕にはティーバッグで十分。

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これまで訪れた都市の中でもロンドンは別格だった。
あらゆる文化面で突出したものを持っている。
街を歩いてて退屈することがほとんどなかった。

欧州初のフライト旅行は期待を遥かに超える大成功を収めた。
今後も積極的に各地へ足を伸ばしたい。

2011.03.22 Tuesday / イギリス / comments(2) / trackbacks(0)
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