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2018.10.29 Monday / - / - / -
#VfLボーフム×MSVデュイスブルク(11/09/25)

9月25日(日)、ボーフム。
ドイツ鉱山博物館から車で10分ほど走る。


レヴィアパワー・シュタディオン。
先日の女子W杯の会場にもなったスタジアムである。
最大収容人数は約3万人、フライブルク(2万5千人)より少し大きい。

ブンデスリーガ2部第9節、VfLボーフム×MSVデュイスブルク。

ボーフムは昨シーズン2部3位。1部との入れ替え戦に駒を進めたが、
ボルシアMGに敗れ昇格にあと一歩届かなかった。今季も昇格候補の一角と
目されていたボーフムは、ここまで予想外の大苦戦。前節終了時点で
2部最下位に沈み、監督が途中でクビになるなど暗雲が立ち込めている。

ボーフムといえば、乾貴士チョン・テセ。
乾とテセは二人ともいる間に見てみたいと思っていたが、土曜にシャルケの
試合を見てデュッセルドルフに泊まる今回の週末が間違いなくベストのタイミングである。

しかも相手はボーフムの"ご近所"デュイスブルク。
すなわち、ブンデス2部の「ルールダービー」。
ライバル心剥き出しの熱い闘いが期待できる。

しかし、2部のルールダービーは楽勝で当日券が買える。
2日前の時点で前売り券は3割ほどしか売れていなかった。

一方、本当のルールダービー(シャルケ×ドルトムント)の
チケットを買うのは至難の業である。そう考えると2部はお得!?


シュニッツェルサンドで腹ごしらえ。
安っちいカツは2部レベルの味。無難にソーセージにすべきだったか…。
まぁ、でもこういう安っちい味も嫌いではない。

試合前のアップでは、小さい子供の声援に応えて手を振る乾の姿が見られた。
乾、いいやつじゃないか。好感度が一気に上がった。


13:30、キックオフ。


ボーフムの乾とテセはともにスタメンで2トップ。これは胸熱!

ボーフムの他の選手の観察していると、左CBの26番(Acquistapace)
の動きがいい。さっきからいいところでナイスなクリアを連発している。
フライブルクにもこんな出来のいいCBがいたらいいんだが(笑)。

それに引き換え、あの5番のボランチは何だ。
さっきから全然パスが通ってないじゃないか。
自陣でパスを奪われてピンチを迎えるという苦しい展開が続く。

ボーフムって結構ダメだな…これじゃなかなか勝てんわ。

しかし、前半17分。

「…!!」


来たあぁ!!
ゴール前のこぼれ球を押し込んでボーフム先制!
決めたのはダブロウスキ=さっき僕が酷評した5番のボランチだった。
これで今までのマズいパスは帳消しか。

しばらくするとゴール前で乾が決定的チャンスを迎える。
乾、打て!

しかし、乾はシュートを打てず。
地元ボーフムのファンから罵声が飛ぶ。厳しいなぁ(笑)。

その後幾度か乾にボールが渡るも、
相手DFにやや当たり負けしてしまっている場面が見られた。

―ボーフム1-0のリードで前半終了&後半開始。


中央に走りこむ乾。


チョン・テセ。

この日の観客数は約1万3千人。
3万人入るスタジアムなので半分も埋まってないことになる。
ダービーマッチでこれだから、普段はもっと少ないんじゃないか。
同じルール工業地帯のクラブでも、毎試合ほぼ満員のシャルケやドルトムントとは大違いである。

ただ、来てるお客さんは凄く熱心だし、僕はガラガラのスタジアムのまったりした雰囲気も好きだ。



「…!?」


…orz
後半53分、デュイスブルクに同点に追いつかれる。


向こう側で湧き上がるシマシマジャージのデュイスブルクファン。
デュイスブルクの愛称は「ゼブラ」。ジャージのデザインは
ボーフムよりデュイスブルクの方が断然優れていると思う。

発炎筒を焚いたり「ボフッ!」って鳴る花火を上げたり、デュイスファンはけっこう行儀が悪い。



数分後、今度はボーフムにチャンス。
がら空きのゴール前で乾にパスが渡り、シュート!



「…!!」


来たあぁ! 、値千金の勝ち越しゴール!!













オフサイドかよ。スタンドから割れんばかりの大ブーイングが沸き起こる。


乾、めげるな。

後半7x分、またもボーフムのチャンス。

左の乾から右のテセに絶好のパスが通る。テセ、決めろ!


テセェ…orz
ボーフムが押す展開ながら最後のシュートがなかなか決まらない。

―後半85分を過ぎても1-1のまま。

ボーフムは今日も勝てないのか。チャンスは何度もあったのになぁ…。



 


「…!!」

乾から右サイドに絶好のパス!

「…!!」


来たあぁぁ!!!!
後半89分、乾の素晴らしいアシストでボーフム2-1!
すげー!!

試合終了間際の決勝ゴール。
劇的な幕切れでボーフムが7月22日以来の勝利を飾った。
最後の乾のパスは完璧だったなぁ。

なお、テセは85分、乾は90分に途中交代された。


歓喜に沸くボーフムファン。
対面のデュイスブルクファンを思いっきり挑発している。

「ボフッ!」 (デュイスファンの花火の音)


マフラー・エンテ・ぬいぐるみ(ボビー)の3点セット。
我が家のコレクションがまた1チーム増えた。

ようやく最下位を脱出したボーフムがここからどこまで巻き返せるかは
わからないが、今度は乾が1部でプレーするところを見たい。

2011.09.30 Friday / ドイツ-サッカー / comments(0) / trackbacks(0)
#ドイツ鉱山博物館
9月25日(日)、デュッセルドルフ。
久しぶりにぐっすり寝た気がする。

朝9時半過ぎにホテルを出て車で約40分。ルール工業地帯の街・ボーフムに到着。


ドイツ鉱山博物館。
エッセンのツォルフェライン炭鉱跡(→参考)とか、こういうシブい博物館は結構好きだ。

入口からエレベーターで地下17mまで潜る。


いいねぇ。薄暗い地下のひんやりとした空気。
大人の社会見学、ワクワクするぜ。


掘削機械。
カッコいいなぁ。こいつでまず削って…。


掘り起こした鉱石をこいつで運ぶわけだな。

鉱業って、男のロマンだよなぁ。感慨に耽りながら奥へ進む。



「…!!」


機械美。


トンネルカッター!
デカくて分厚いカッター、その迫力に圧倒される。
こいつがフル回転して穴をガリガリ掘る姿を想像すると、何だか興奮してくる。


石炭を流すコンベア。


爆弾?
これは炭鉱労働者の救急用カプセル。それにしても秀逸なデザインだ。


お宝。男たちの汗の結晶。


この辺はスターウォーズの世界みたいだ。


塔のてっぺんから見たボーフムの街並み。エレベーターと階段で上ることができる。


土産。
炭鉱労働者の顔がついた酒。
炭鉱労働者のシンボル・ハンマーとツルハシのマグネット。
2011.09.28 Wednesday / ドイツ‐観光 / comments(2) / trackbacks(0)
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