#SCフライブルク×1.FCカイザースラウテルン(12/03/24)
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3月24日(土)、フライブルク・イム・ブライスガウ。
ブンデスリーガ第27節、
SCフライブルク×1.FCカイザースラウテルン。前節終了時点で16位(2部との入替戦)のフライブルクと最下位(自動降格)
カイザースラウテルンとの
「頂上決戦」。残留争いの行方を占う極めて重要な一戦である。
フライブルクは前節アウェーで名門HSVに何と勝利!(→
参考)
この勢いで今日は何としても勝ち点3をゲットし、残留にまた一歩近づきたい。
フライブルクの先発は以下の通り。
バウマン
ムイジャ - ディアネ - ギンター - ゾルク
マキアディ - シュスター
シュミット - カリギウリ
グエデ
フライス
最近目覚しい活躍を見せていたボランチのヨハネス・フルムは怪我で欠場、
代わりに最近怪我から復帰したユリアン・シュスターが久々のスタメン。
最大の注目は、初先発のMF
カリム・グエデ。ローゼンタール以上の活躍に期待。
―15時半、キックオフ。
カリム・グエデ。スロヴァキアの名門
スロヴァン・ブラチスラヴァから今年頭に加入。
これまであまり出場機会がなかったので、どんなプレーを見せるのか非常に興味深い。
―そんなことを考えてた矢先の出来事だった。
「…!!」来たあぁぁ!!前半8分、
フライブルク早くも先制!右ゴール前でカイザースラウテルンDFが見せた不用意なバックパスをフライスが
逃さずインターセプト、即座にグエデにボールが渡ってそのままグエデが押し込んだ。
最下位に沈むプファルツの悪魔から願ってもない贈り物。これは非常にラッキー!
そしてグエデは早くも期待に応えてくれた。
ユリアン・シュスター。スタメンで見るのは本当に久しぶり。フルムに負けぬ活躍を期待したい。
これからシュスターのコーナーキック。
「…!!」来たああぁぁ!!!!フライブルク
早くも2点目!決めたのは
マキアディ!!シュスターからのドンピシャのクロスを見事に頭で押し込んだ。これはデカい!
再び
カリム・グエデ。先制ゴールの後も前線でのボールの奪い合いで気迫溢れるプレーを幾度も見せている。
ローゼンタールの穴を埋めて余りある活躍、グエデの獲得は
「当たり」と言っていいだろう。
前半30分過ぎからはカイザースラウテルンの時間帯。
左サイドを中心に崩されかけるも無失点で切り抜ける。
前半終わってフライブルクが2-0のリード。
決して油断はならないが、勝ち点3は大きく近づいている。
右SB
メンズール・ムイジャ。前々節ボルシアMG戦から先発復帰。守備面で随所にいいプレーを見せている。
左SB
オリバー・ゾルク。ムイジャ復帰前に右SBで出てた頃に比べると若干印象は薄いが、
要所でいいクリアを見せるなど及第点の働きをしている。
セドリック・マキアディ。2戦連続ゴールの決定力、冴え渡るディフェンス…ここ最近のブレイクぶりは凄まじい。
ほんのちょっと前までは
マキアディ(笑)だったのが、今や
マキアディ(神)である。
この
「確変モード」が今シーズン最後まで続いてくれることを祈る。
♪オォォK'Lautern、K'Lautern、ツヴァイテリ〜ガ〜…白いハンカチをヒラヒラさせてカイザースラウテルン降格の
危機をおちょくる地元フライブルクサポーター。
これからフライブルクが落ちる可能性だって十分あるというのに。
まったく、
やることが下品すぎる。(実際にこれは同じサポーター内でも非難の声が少なくなかった。)
俺が代表して謝るから、これが余計な「フラグ」にならないことを願う。
パベル・クルマシュ。久々の復帰、後半開始からディアネと途中交代でいい守備を見せていた。
シーズン前半戦、あれだけボロクソに叩いてすいませんでした。
終盤の守備。後半80分過ぎ2点リードでも決して気が抜けない。
今後は得失点差も重要になってくるから何とか2点リードのまま試合を終えてほしい。
そして。
試合終了のホイッスル。このまま
フライブルクが2-0で勝利!今日の試合を落とさなかったのは非常に大きい。勝ち点3をゲットできた上に
残留争いのライバルであるカイザースラウテルンをさらに突き放すことができた。
試合後、旨そうに
タバコをふかす
シュトライヒ監督。何だかとても親近感が沸く。僕の中では既にシュトライヒ=
名将だが、
この勢いで残留を決めて名将の名を確固たるものにしてほしい。
―では、第27節終了時点の順位へ参りましょうか。
13位(残留) フライブルク … 勝ち点28 (得失点-18) ↑14位(残留) ケルン … 勝ち点28 (得失点-22) ↓
15位(残留) アウクスブルク … 勝ち点27 (得失点-13)
16位(入替戦) HSV … 勝ち点27 (得失点-19) ↓
17位(降格) ヘルタ・ベルリン … 勝ち点26 (得失点-19)
18位(降格) カイザースラウテルン … 勝ち点20(得失点-21)フライブルクは前節の16位(入替戦)から遂に
残留確定圏内の13位に浮上!!
最悪は次節で17位(自動降格)に落ちる可能性があるほど勝ち点差は拮抗しており、それ以上に
残りまだ7戦あるため(しかもフライブルクは最終節に"無理ゲー"ドルトムント戦を残している)
決して油断ならない状況に変わりはないが、今の勢いが続けば残留も夢ではない。
次節はアウェーでレバークーゼン戦。
もうドゥットに未練なんかない。