#SCフライブルク×バイエルン・ミュンヘン(12/11/28)
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11月28日(水)、フライブルク・イム・ブライスガウ。
先週日曜のシュトゥットガルト戦から3日後。
ブンデスリーガ第14節、
SCフライブルク×FCバイエルン・ミュンヘン。高い位置での積極的なプレス、豊富な運動量。
素晴らしいサッカーでここ2戦ハノーファー、シュトゥットガルトと
EL出場組を立て続けに撃破したフライブルク。
今夜、ドイツが世界に誇るビッグクラブ=バイエルンからの歴史的勝利を狙う。
機は、熟した。フライブルクの先発は以下の通り。
バウマン
ゾルク - フルム - ディアネ - ヘーデンシュタット
マキアディ - シュスター
シュミット - カリギウリ
ローゼンタール - クルーゼ
「機は、熟した。」なんて言ったばかりだが、DFは人手不足。
CBはギンターとヘーンが負傷で年内絶望。先週まで穴を埋めていた
クルマシュもどこか傷めたらしく、ボランチのフルムがCBで先発。
SBは主力のメンズール・ムイジャ(ボスニア・ヘルツェゴビナ代表)が
イエロー累積で欠場。オリバー・ゾルクは右に回り(リベリ対策)
今季加入したノルウェーの若者ヘーデンシュタットが左SBで先発となった。
バイエルンの先発は以下の通り。
ノイアー
ラーム - ダンテ - バドシュトゥバー - アラバ
ハビ・マルティネス - クロース
ミュラー - シャチリ - リベリ
ゴメス
噂のハビマルと初対面。
たった一人の選手に移籍金40億円をポンと出せるバイエルン。
一方、選手全員の年俸を合計しても15-6億円程度のフライブルク。
やれやれ、何という
格差社会だ。
ともあれ、20時キックオフ。
ヨハネス・フルムは久々の先発。
サイズがあるのでCBも結構行けるかもしれない。
いつかボランチでも先発復帰してほしい。
「…!?」前半10分過ぎ、ゾルクがペナルティエリアでハンドを取られ
バイエルンにPK献上。うぅむ…あれはどう見てもハンドだな(笑)。
ミュラーにPKを決められ0-1、フライブルク1点ビハインド。
さらに、その直後。
「…!?」カウンターで一気に攻め上がるバイエルン。
シェルダン・シャチリに完全に振り切られたCBファロウ・ディアネは
中央ペナルティエリア前で背後からシャチリの肩を掴んで倒し
一発レッドで退場。うぅむ…あれはどう見ても悪質だな。
フリーキックからの2失点目は免れたものの、
前半20分の時点でフライブルクは10人での戦いを強いられる。
こりゃ無理だわ…歴史的勝利の夢は早くも諦めた。
トニー・クロース。クロースのコーナーキック。
今度はリベリ。
トーマス・ミュラー。
ハビ・マルティネス。この試合を見た限り、40億円のインパクトはなかった。
フィリップ・ラーム。
後半に入ると10人のフライブルクが息を吹き返す。
カリギウリがラームをぶっこ抜いて左ゴール前を深々と破り、
あわや同点のチャンス!(というシーンがあったのだ。)
惜しくもフィニッシュまでは持ち込めなかったが、あれは痺れた。
ダンテ。この日のダンテは素晴らしかった。パス、クロスをことごとく跳ね返し、
セットプレーでは強烈なヘッドで何度もフライブルクDFの肝を冷やした。
だあぁ…orz同点への期待が高まりつつあった後半7x分、あっさり裏を突かれて
バイエルン2点目。決めたのは途中交代で出てきたばかりの
ティモシュク。
試合はこのまま0-2で終了。バイエルン撃破ならず。
0-1だったら実質勝利って言おうと思ってたんだがなぁ…
まぁ、10人であんだけやれりゃ大したもんだよ。
(10人になるまでの経緯はさておき…。)
一発レッドのファロウ・ディアネはペナルティで次の2試合出場停止。
またカリギウリが後半ロスタイムに累積5枚目のイエローを切られ
次節アウクスブルク戦に出られなくなったのは非常に痛い。