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2018.10.29 Monday / - / - / -
#ドイツビール紀行(ヴァイエンシュテファン)
6月20日(金)、4連休2日目。
今回のテーマは「ミュンヘンビール紀行」。

最初の目的地は、現存する世界最古のビール醸造所「ヴァイエンシュテファン」
ミュンヘン中央駅からS1に乗ってフライジンク下車。予めプリントアウトしてきた
Googleマップを片手に(僕はスマホを持ってない)、徒歩でヴァイエンシュテファンを目指す。


分け入っても  分け入っても  青い山。(種田山頭火)
国語の教科書に載ってた有名な俳句を思い出す。


緩い勾配の丘を上りきると、すぐ目の前にビール工場が現れた。


ヴァイエンシュテファン醸造所。
正式名称:Bayerische Staatsbrauerei Weihenstephan。
麦芽の甘い香りが漂っている。

前述の通り、ヴァイエンシュテファンは現存する
世界最古のビール醸造所である。
正式な醸造所としての発足は1040年。実際には8世紀頃から
修道院の修道士たちの手によってビールが造られていたという。
ビールを愛する者にとって、ここはまさに聖地である。

ヴァイエンシュテファン醸造所は以下の条件でガイドツアーを実施している。
・月曜から木曜まで。
・15人以上の団体で事前予約必須。
僕はそんなに暇じゃないし、そんなに友達もいないので今回一人でここに来た。


麦芽の搾りカスが湯気を立ててトラックの荷台にドサドサ積もっていく。
外からでもある程度現場の迫力が味わえる。


熊ちゃん。


醸造所併設のビアホール。
すぐ目の前で造られた出来立てのビールが味わえるわけか。



利き酒セット。100mlのミニグラス×3種類。
こういうのはちょこっとずついろいろ試したいときに有難い。

左から順に。


ヘレス。
バイエルン州の淡色ビール。ドイツで淡色ビールといえば大抵ピルス(ピルスナー)
だが、バイエルンではヘレスが主流。ピルスよりももっと「麦!」って感じ
(麦芽の風味が濃く、代わりにホップの香りはピルスより弱い)というのが
僕の大まかなイメージである。見た目通り鮮度抜群で旨い。


デュンケル。
黒ビール。デュンケルヴァイツェンじゃなくてデュンケルのようだ。
褐色のイメージ通り、麦芽をローストしたような香りがして甘味がある。


ヘーフェヴァイツェン。
白ビール。世界最古の醸造所ヴァイエンシュテファンが
主に造っているのはこのヘーフェヴァイツェンである。


プレッツェル。
久々に食うと旨いね。小麦のダシというか、表面の焦げ目の香りが本当に香ばしい。



ヘーフェヴァイスビア。(=ヘーフェヴァイツェン)
3種類のお試しセットを経て「ヘーフェヴァイツェン」を
頼んだら「あぁ、"ヘーフェヴァイスビア"ね」と言われた。
さぁ、ここからが本番。

1,300年の歴史を誇る、ここヴァイエンシュテファンのビール醸造。
俺は今、現存する世界最古の醸造所のビールと対峙している。

高鳴る胸の鼓動を抑えながら、グラスを口に近づける。




「…!!」



世界最古、旨い…。

生き生きした酵母の香り。香ばしい小麦の味。
正直、他社のヘーフェヴァイツェンと比べて大きなインパクトはない。
しかし、言い換えれば奇をてらわない素朴な味わいで、
歴史の重み、先駆者の風格を感じる。一口味わう毎に深い感慨に耽る。


ヴァイスブルスト。(白ソーセージ)
白ビール、プレッツェルと来たらやはり白ソーセージだろう。
ここは定番中の定番、コテコテのバイエルンメシで行きたい。


ナイフとフォークで皮を剥き、甘い粒マスタードをつけて。




「…!!」





うまい。
超久しぶりの白ソーセージ。滑らかな食感、仔牛の繊細でフレッシュな旨味、
そしてハーブの爽やかな香り。甘〜い粒マスタードもいいアクセントになっている。
白ビールおかわり! プレッツェルしかり、ビールとの相性は最高だ。

世界最古のビール工場、ヴァイエンシュテファン醸造所のビールを制覇。
達成感と心地いい酔いに浸りながら、丘を下って醸造所を後にする。


世界最古のビール工場のビールを体験した証として、
試飲用のミニグラスを土産に買って帰った。
2014.06.30 Monday / ドイツ‐観光 / comments(0) / trackbacks(0)
#ローテンブルクのマイスタートゥルンク2
6月9日(月)、ローテンブルク・オブ・デア・タウバー。
二日酔いで思いっきり顔がむくんでいる。
朝10時にホテルをチェックアウトして、ローテンブルク観光へ。


まずはパン屋で朝飯。


オバツダが挟まったプレッツェル生地のパン。
オバツダ(Obazda)とはチーズ、バター、タマネギなどを
混ぜて作ったチーズディップで、バイエルン地方の郷土料理。
チーズのコクとフェンネルシードの香りが利いてて旨い。


これはもしや…マイスタートゥルンクのコップ!
市長はこのコップになみなみ入ったワイン(推定3.25リットル)を一気に
飲み干したわけだな。どこかのお店のショーウィンドーに飾られていた。


鼓笛隊のパレード。
いかにも歴史祭りな催しだ。


マルクト広場、昨晩に続いて再び。大勢の観光客で賑わっている。
右側の白い建物・市議宴会館には仕掛け時計がついており、10時から
19時まで1時間毎にマイスタートゥルンクの「からくり」が出てくるらしい。

しばらくその辺をぶらぶらした後、
正午ちょっと前に広場に戻って仕掛け時計が動くのを待つ。



―正午の鐘が鳴った。



両側の窓が開き、将軍と市長がチラッと顔を覗かせる。
将軍も市長も窓の奥でモゾモゾ動いているだけのように見えるが、
いつ外に出てくるんだろう。


…え、終わり? こんだけ?

奥の方でモゾモゾ動いてる間に窓が閉まり、以降何の音沙汰もなし。もっと
派手に窓から身を乗り出すようなのを想像していたのでがっかりしてしまった。


市庁舎から見たマルクト広場の眺め。
いかにもメルヘンな、ロマンチック街道の町という趣だ。

ロマンチック街道。




♪ロマンチックあげるよ〜   ロマンチックあげるよ〜

やはりドラゴンボールのエンディングテーマが条件反射的に脳裏をよぎる。

♪ときめく胸に   キラキラ光った夢をあげるよ〜


生搾りリンゴジュース。
旨そう! こういうのを見るとつい反応してしまう。


おぉ、うめぇ!
自然な甘味と酸味。何の混じり気もない、まさに圧搾したリンゴ果汁そのもの。


マルクト広場から真っ直ぐ南の方に下りてみる。この辺で昼飯でも食べよう。


シュパーゲル。
ドイツの春の味覚シュパーゲル(白アスパラ)。驚くほどの甘さで毎年楽しみ
なのだが、今回の白アスパラは時期が遅かったせいか、どうも甘味に欠ける。
甘さの度合いとしては白アスパラと普通の緑のアスパラの中間くらいだった。

昨日の晩飯しかり、ローテンブルクのレストランのレベルには
正直首を傾げざるを得ない。まぁ、観光地だから仕方ないか。


しばらく旧市街をぶらぶら歩き回った後、帰り際に城壁に上ってみる。


階段を上り終えた直後、こんなパネルが目に飛び込んできた。


世界まるごとHOWマッチ。
恐らく昔ここでロケをしたんだろう。

世界まるごとHOWマッチ、懐かしいなぁ…。

ほら、あの愛川欽也(キンキン)楠田枝里子が司会やってたやつだろ?
次の問題に行くときにみんなで決め台詞を言うんだよね。せーの、

な〜るほど、ザ・ワールド! (秋の祭典!)

…あれ?

完全に「なるほど!ザ・ワールド」と混同していた。
キンキンが司会やってた番組が世界まるごとHOWマッチじゃないとすると、
世界まるごとHOWマッチがどんな番組だったか全く覚えていない。


壁の小窓から野営の様子が見える。
俺もこんな風に外で酒飲みながらのんびり過ごしたいなぁ…。
冷静に考えると、暑い中重い衣装を着て歩かなければならないし、
四六時中大勢の観光客の視線に晒されるし、当事者たちにとっては
決して見かけほど楽ではないのだろう。


遠巻きから見たローテンブルクの美しい街並み。

かなり久しぶりの、コテコテのドイツ国内観光。
ローテンブルクで歴史のロマンを存分に満喫することができた。
満足感に浸りながら車で帰路に着く。
2014.06.19 Thursday / ドイツ‐観光 / comments(2) / trackbacks(0)
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