#SCフライブルク×ヘルタBSC(14/09/19)
|
9月19日(金)、フライブルク・イム・ブライスガウ。
ブンデスリーガ第4節、
SCフライブルク×ヘルタBSCベルリン。
香川真司復帰初戦の興奮冷めやらぬ中(→
参考)、
今季初勝利を目指すフライブルクはヘルタBSCをホームに迎え撃つ。
フライブルクの先発は以下の通り。
ビュルキ
ゾルク - クルマシュ - ケンプ - ギュンター
シュスター - ダリダ
シュミット - クラウス
フィリップ - グエデ
絶対的エースの
アドミール・メフメディが前節ドルトムント戦で
ハムストリングを痛め、何と
数週間の戦線離脱を余儀なくされる。
今夜の2トップは育成出身のマクシミリアン・フィリップ、そして出場停止明けの
カリム・グエデ(開幕節フランクフルト戦で相手選手に蹴りをかまし、その場では
審判に見つからなかったのだが、試合後2試合の出停処分が下された)。
得点の香りがまるでしない。
一方のヘルタは元浦和レッズの
細貝萌と
原口元気がともに先発。
今年の夏に来たばかりの原口元気はフライブルク初登場である。
―20時半、キックオフ。
細貝萌。
ダリダのマークにつく。細貝にどんどん潰されるようだと厳しい。
序盤、ヘルタにチャンス。開幕から好調のFWユリアン・シーバーに速攻から
ボールが渡るも、シーバーがゴール前でコネコネしてる間に追いついて
事なきを得る。俺が知ってる大したことないシーバーでよかった。
オリバー・ゾルクからの攻撃。
マクシミリアン・フィリップ。育成出身、今季期待の若手。
素晴らしいスピードでパスを受け右サイドを突破するも、そこからの精度が残念。
うぅむ、やはり若いな…。今はまだ荒削りだが、長い目で成長を見守ろう。
シュミットくらいやれるようになったら相当大きい。
原口元気。
どんなプレーを見せるのか注目していたが、殆どボールに絡めていない。
前半は完全にフライブルクのペース。今日は先制したい。
「…!!」
来たあぁ!!
前半30分、フライブルク先制! シュミットのFKを
マーク=オリバー・ケンプが頭で完璧に合わせた。
今シーズン初勝利に一歩前進!
その数分後、ゴール正面の至近距離からヘルタのFK。
「…。」
ヘルタ、あっさり同点。
キッカーのロニーが放ったシュートにビュルキは一歩も反応できず、
ボールは直接ゴールネットに突き刺さった。
1-1の同点で後半突入。
サロモン・カルー。
コートジボアール代表、仏リールから今夏ヘルタに加入。
交代でピッチに下がったシーバーより全然怖いイメージがある。
実際にヘルタの攻撃陣で最も目立っていたのは、右ウイングの
ロイ・ベーレンス。シザースフェイントを駆使しながら
何度も強引に突破を試み、事実幾度か突破を許した。
それでも試合は1-1のまま推移し、間もなく後半70分が経過。
「…!!」
うおぉ、来たあぁぁ!!
後半79分、
フェリックス・クラウス!
SCフライブルク、今季初勝利に大きく前進!
後半ロスタイムは4分。あぁ、凄い緊張してきた。
フライブルクはフランツのインターセプトから3点目の絶好機!
慌てて止めに入ったシュルツがレッド一発退場!
このフリーキックは追加点ならず。
その後素早く前に運ばれ、ロニーに強烈なシュートを放たれるも
GKローマン・ビュルキが好セーブ。次のコーナーさえ守りきれば…。
…えっ、フリーキック?
おい、そんなバカな話があるかよ!
だって今ロニーが思いっきりシュート打ってたじゃねーか!
しかし、その直前にファールを与えたという判定は覆らず、
ペナルティエリア手前正面からヘルタにフリーキックが与えられる。
頼む。
「…!!」
後半ロスタイム6分、
ロニーの直接FKが決まって2-2の同点。
こんなバカな話あるかよ!
なぜそこでフリーキックを取る。なぜ守りきれない。
フリーキックに対する守備が致命的に弱すぎる。
試合終了のホイッスル。
やり場のない怒りと失望に肩を震わせながら、
逃げるようにスタジアムを立ち去る。