#SCフライブルク×ハノーファー96(14/12/21)
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12月21日(日)、フライブルク・イム・ブライスガウ。
ブンデスリーガ第17節、
SCフライブルク×ハノーファー96。
2014年ブンデス1部最後の試合は、SCフライブルクと
清武弘嗣&酒井宏樹を擁するハノーファーとの対戦。
フライブルクの先発は以下の通り。
ビュルキ
リーター - クルマシュ - ケンプ - ギュンター
シュスター - ダリダ
クラウス - シュミット
フランツ - メフメディ
右SBはサシャ・リーター。2トップの一角はマイク・フランツ。
今日は何とか勝ち点3を奪い、前向きな気分でウインターブレイクに入りたい。
―17時半、キックオフ。
序盤はハノーファーのペース。
清武弘嗣のコーナーキック。
酒井宏樹。
定位置を掴んだ酒井宏樹。フライブルクに来るのは確か
これで3度目だが、過去2回はいずれも出番がなかった。
再び清武のコーナー。
立ち上がり不安定な守備で何度か決定機を献上するも、
ビュルキの攻守などでフライブルクが凌ぎきる。
攻撃陣は先週のHSV戦よりはいい印象だが、
パスミスが多くてなかなか前に運べない。
両者決め手を欠き、0-0のまま前半終了…と思いきや。
「…!!」
来た!! 前半45分、フライブルク先制!
速攻からギュンターのシュート、クリアボールを
フランツが押し込んだ。
フランツは元々中盤やサイドの選手だが、フライス、グエデ、シャヒン
なんかの冴えないFW連中よりよほど決定力がある。
後半に入ってもフライブルクの勢いは続く。
右ペナルティエリア付近に飛び出したクラウスにパスが渡るも、
後ろからあからさまなファールで止められる。
…えっ? あれで笛鳴らないの?
信じられん。ちょっと勘弁してくれよ。
キャンドルサービス。
メフメディの意表を突くミドルは僅かにバーの上。
間もなく後半80分、フライブルク1点のリード。
これはまた終盤で追いつかれるパターンだろうか。
あと1点欲しいが厳しそうだな…。
「…!!」
おぉ、来たあぁぁ!!
後半81分、コーナーキックからケンプのヘッドでフライブルク
2-0!
直後に1点を返されて
2-1となるも、今日は行ける。
間もなく後半ロスタイム。一気に緊張してきた。
後半ロスタイムは
4分。
長すぎる。ホームなんだから2分くらいで切り上げてくれよ。
スタンドのファンは総立ち。固唾を呑んで試合の行方を見守る。
頼む…。
2-2。
後半ロスタイム3分、ハノーファーに速攻を許すと、GKビュルキが痛恨のクリアミス。
このボールをどフリーのホセルがダイレクトで叩き込み、土壇場の同点弾となった。
あのまま勝ちきれれば得失点差で14位に浮上できたところを、
不用意な失点で最下位のままウインターブレイクに突入することになった。
怒り、悲しみ、絶望。様々なマイナスの感情を抱えながら、
今日も勝ちきれなかった情けない試合後の選手たちを睨みつける。
しかし、熱狂的なサポーターで埋まる北スタンドから沸き起こったのは
ブーイングではなく、健闘を讃える
「ローマン・ビュルキ」コールだった。
悪いけど、俺は納得行かない。
もううんざりだ。
今シーズン、ここまでの致命的な勝負弱さを振り返ってみよう。
第04節 ヘルタ戦: 2-2 … 後半ロスタイム6分に失点(→
参考)
第05節 ホッフェンハイム戦: 3-3 … 後半ロスタイム3分に失点(→
参考)
第12節 マインツ戦: 2-2 … 後半88分に失点(→
参考)
第14節 パーダーボルン戦: 1-1 … 後半89分に失点(→
参考)
第17節 ハノーファー戦: 2-2 … 後半ロスタイム3分に失点 ← New!!
PK失敗で勝利を逃した試合も2回ある(ボルシアMG戦、HSV戦)。
何度期待を裏切られたことか。
僕は2010-11シーズンからスタジアム通いを始めたが、
昨シーズンまではこんな経験は一度もなかった。
こんな調子では本気で降格するし、俺は降格してほしくない。
たとえ本当のファンでないと言われようと、この結果には納得行かない。
SCフライブルクの年明け初戦は1/31(土)ホームのフランクフルト戦。
年が変わって風向きも変わることを祈るばかりである。
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12月22日(月)。
ショッキングな同点劇の翌日、SCフライブルクは2選手の獲得を発表した。
FWニルス・ペテルセン。ブレーメンからレンタルで移籍。
ちょっと前に宇佐美のそばでベンチに座ってたあのペテルセンである。
・元FCバイエルン。
・2012年CLファイナリスト。(ベンチメンバー)
すげぇ、
超大物じゃないか。
ブレーメン加入後最初の12-13シーズンは11ゴールとそこそこ活躍した。
最近は低迷中のブレーメンでさえも出場機会のなかったペテルセンだが、
少なくとも今いるメフメディ以外の面子よりは実績・実力とも遥かに上だし、
一時期噂のあったチ・ドンウォンより遥かに期待できる。
MFマッツ・メラー・デーリ。英2部カーディフから移籍。
・プレミアリーグ経験者。
・マンチェスターUユース出身。
・若干19歳にしてノルウェーA代表。
すなわち、
未来の超大物である。
シーズン後半戦は新戦力がいきなり大活躍し、
これに刺激を受けたメフメディやフィリップが覚醒。
守備陣の試合終盤の勝負弱さも嘘のように解消し、
めでたく1部残留を勝ち取る…そんな妄想に浸っている。