8月15日(土)、ドブロブニク。
翌日の朝便で帰国するので、今日が実質最終日ということになる。
朝起きて、水着を着て宿を出発。
セミの鳴き声を聞きながら、徒歩で坂を下ってラパッドビーチへ。
ラパッドビーチ。
降り注ぐ太陽。アドリア海の澄んだ水。
遠くの浮きまでクロールで泳ぎ、小魚の群れを観察する。
残り少ないクロアチアでの夏を存分に満喫する。
水着を着たまま徒歩で宿に戻り、シャワーを浴びて昼飯を食べに行く。
ここはサッカーのスタジアムのようだ。
Pantarul。
ここは以前夜に突撃したら満席で入れなかった店である。(→
参考)
半ばダメ元でトライしてみたところ、今回は普通に空いてた。よかった…。
オジュイスコ。
毎度同じような表現で恐縮だが、泳ぎ疲れた身体に冷えた瓶ビールが染みわたる。
地元で人気の創作イタリアン、的なこの店。
せっかくなので、前菜みたいなのも一皿頼んでみよう。
カツオと菜っ葉。
手でつまめるピンチョスみたいなのを想像して頼んだら、全然違った(笑)。
カツオといったら「たたき」と鰹節しか思いつかないが、欧州ではこうやって食べるのか。
「…!!」
おぉ、うまい。
新鮮なカツオのあっさりした旨味と菜っ葉の仄かな「えぐ味」、
オリーブ油のコク、酢漬けのラディッシュの酸味が一体となっている。
野菜のリゾット。
嫁の注文。トマト、ズッキーニ、ブロッコリーなどの甘味と
モッツァレラ(?)チーズのコクが相まって美味。
ツナステーキ。
粒コショウがかかった分厚いツナ、お洒落な盛りつけ…旨そう!
白ワイン。
店員曰く、ツナステーキに合う「ミディアムボディ」の白。フルーティーな辛口。
期待に胸を膨らませながら、ツナステーキにナイフを入れる。
「…!!」
うん、いい。
繊維質の赤身肉を噛み締めるたびに、マグロ特有の濃い旨味が滲み出てくる。
ミディアムボディの白ワインがマグロの味をしっかり受け止める。
こうして新鮮なマグロが味わえて本当に嬉しい。
モスタルツアーと3島巡りを頼んで世話になった旅行代理店。
ここで帰りの空港までの送迎を手配する。
―その後、路線バスで旧市街へ。
きょう8月15日は
聖母マリアの被昇天の日。
固唾を呑んで教会で行われる儀式を見守る大勢の人々。
写真や動画を撮る者はごく僅かで、殆どの人が真剣に儀式を見ていた。