#SVザントハウゼン×SCフライブルク(16/02/21)
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2月21日(日)。
ツヴァイテリーガ漫遊記、ザントハウゼン編。
ザントハウゼンはハイデルベルク近郊の町。
電車だとアクセスが悪いため、今日は車で移動する。
ロートハウスのアルコールフリーヴァイツェンを飲んでスタジアム入り。
ハルトヴァルトシュタディオン。(Hardtwald Stadion)
ツヴァイテリーガ第22節、
SVザントハウゼン×SCフライブルク。
前回
プチバーデンダービーと勝手に命名した(→
シーズン前半戦の様子)。
前節デュッセルドルフ戦を1-2で落とし(→
参考)、年明けから2連敗中のフライブルク。
(連敗は今季初。)首位RBライプツィヒとの勝ち点差を詰められなかったばかりか、
3位ニュルンベルクに勝ち点1差と迫られる。今日で何とか嫌な流れを断ち切りたい。
クリスティアン・シュトライヒ。
この度シュトライヒ以下首脳陣の契約延長が決まった。
シュトライヒ! フォスラー! バイアー!
クローネンベルク! イッカート(フスバルゴット)!!!
この流れが1人でも崩れたら本当に寂しくなるところだった。
(以前メタサスが間に入った時の違和感は半端なかった。)
―SCフライブルクの先発は以下の通り。
シュヴォロウ
シュテンツェル - トレホン - ケンプ - ギュンター
アブラシ - ヘフラー
ニールセン - グリフォ
ゲデ - ニーダーレヒナー
なぜかグリフォだけが地元サポーターからブーイングを浴びていた。
(ザントハウゼンに所属したことはないはずだが…。)
ペーターゼン、ヘーン、フランツ、フィリップ。
今日は多くの主力がベンチスタート。フィリップは待望のメンバー復帰。
―13時半、キックオフ。
パスカル・シュテンツェル。
今日最大の注目は、今冬
ドルトムントから獲得した
ドイツU-20代表MF。
主にセカンドチームでプレーしていたが、ヨーロッパリーグで先発出場したこともある。
ボランチと右SBができる(今日は右SB)、未来の大物候補が遂にフライブルクデビュー。
未来の大物候補とは、現在は大物でないことの裏返しでもある。
実際にボールの処理が少々危なっかしい。トレホン、ムイジャの
ベテラン組を見慣れてるだけに、まだまだ未熟さを感じる。
ニコラス・ヘフラー。
今や不動のキャプテン、中盤の要という言葉が板についてきた。
左右に上手くパスを散らして攻撃を組み立てる。
しかし、全体的に前のめりになったところでザントハウゼンのカウンター。
相手の決定力不足に救われたが、あわやのピンチに肝を冷やす。
今季は爆発的な攻撃力を誇る反面、守備はしばしば脆さを見せる。
グリフォのフリーキック。これは得点ならず。
その後ニーダーレヒナーの惜しいシュートなどもあり、
徐々にフライブルクが主導権を握り始める。
前半40分前後、セットプレーからフライブルクの大チャンス。
右サイド・ゴールライン付近にボールが高く上がったところへ
フリーのトレホンが走り込んでくる。ちょこんと前に触れたらゴール!
…ボフッ!!
トレホン、ナイスクリア(笑)。
相手側の守備をしてどうする。あまりに豪快なミスキックで笑ってしまった。
前半終わって0-0。あまり笑ってる場合じゃない。
後半開始からニールセンと交代でフィリップ投入。
「…!!」
来たあぁ!!
後半50分過ぎ、フライブルク先制!
セットプレーから体勢を崩しながらも執念でゴールに押し込んだのは…
マクシミリアン・フィリップ!
フィリップ、待ってた。復帰初戦でいきなり大仕事。
その後もフライブルクの攻勢は続く。
速攻からニーダーレヒナーが中央を突破、ペナルティエリア内で
GKと1対1になろうかというところで相手DFロスバッハに倒され
PK獲得。思いっきり身体に手をかけたロスバッハはレッド一発退場。
キッカーは
ヴィンチェンゾ・グリフォ。
「…!!」
まさかの
PK失敗。右隅ギリギリに放ったシュートはポストに弾かれた。
フローリアン・ニーダーレヒナー。
だんだん効果的な動きが増えてると思う。次節は初ゴールに期待したい。
PK失敗が響いたか、その後は10人のザントハウゼンに思いのほか苦戦する。
タッチライン際でボールを奪われ、何度も自陣深くに攻め込まれる。
シュヴォロウのフィードも今日は微妙。
後半80分過ぎ、
ペーターゼンと
フランツを同時に投入。
もう一度流れを引き戻したい。
「…!!」
ペーターゼン来たあぁぁ!!
ギュンターからのクロスに完璧なタイミングで飛び込んできた。
ペーターゼン、さすがの決定力。
ああいう簡単そうに見えてなかなか入れられない場面で
きっちり落ち着いて決めるのが如何に凄いことか。
最終スコア
2-0。SCフライブルク、待望の
2016年初勝利!
フィリップとペーターゼン。ウインターブレイク中の負傷から戦線復帰した
2人が大活躍。特にフィリップは得点場面以外でも随所に輝いていた。
これで新加入組が1人でもブレイクしてくれたらもっと盤石の体制になる。
ライプツィヒの背中は遠いが、これで再び上昇気流に乗り、
1部昇格に一歩ずつ前進できると信じている。