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2018.10.29 Monday / - / - / -
#SCフライブルク×カールスルーエSC(16/03/21)
3月21日(月)、フライブルク・イム・ブライスガウ。

2.リーガ第27節、

SCフライブルク×カールスルーエSC。

お楽しみのバーデンダービー。

双方のファンにとっては今季最大のイベントである。

日曜日には絶好調の3位FCニュルンベルクが首位RBライプツィヒを撃破。
今日フライブルクが勝てば得失点差でライプツィヒを上回り首位に浮上する。
激しい昇格争いの最中で迎える今回のダービーマッチ、否応にも盛り上がる。

SCフライブルクの先発は以下の通り。

シュヴォロウ
シュテンツェル - ヘーン - ケンプ - ギュンター
ヘフラー - アブラシ
フランツ - グリフォ
フィリップ - ペーターゼン

フローリアン・ニーダーレヒナーは累積で出場停止。
(マインツ時代にイエロー2枚をもらっていた。)
久々に先発スタートのペーターゼンとフィリップに激しく期待。



バックスタンドに現れたコレオグラフィー。
これはユース組織の子供たちの手で作られたものらしい。
ライバルへのリスペクトも感じられる良いコレオだ。


―20時15分、キックオフ。



山田大記。

フライブルク初上陸。



試合のプログラムでは「フライブルクの元関係者が連れてきたKSCの選手」
として山田を紹介している。 あまり時間軸が合ってない気もするが、
元フライブルクGK・現カールスルーエSDのイェンス・トッドが当時日本にいた
フォルカー・フィンケを訪ね、その後山田を発掘したみたいなことが書いてある。



カールスルーエは自陣中央をしっかり固め、徹底して中にボールを入れさせない
という布陣を取る。 ペーターゼンが完全に無力化されてしまっている。
攻めあぐねたフライブルクからボールを奪うや否や、素早いカウンターを仕掛ける。



組織だった守備、攻守の切り替えの早さ。
楽には勝たせてくれないとは思っていたが、 予想以上の苦戦ぶりに焦りが募る。



前半20分過ぎにはゴールネットを揺らされる。
幸いオフサイドでノーゴールだったが、前半は完全にKSCの術中に嵌っている。


苦しい。

カールスルーエはダービーだからって士気上がり過ぎだろう。
一方のフライブルクは焦りからパスミス、ロストを連発。
満員のスタンドから溜め息が漏れ、選手たちを𠮟咤する声が飛ぶ。
この展開では首位奪還どころか勝ち点1も怪しい。

苦しみながらも無失点のまま前半終了。後半からの修正、巻き返しはなるか。



ニルス・ペーターゼン。

久々の先発復帰も今日はいいところなし。

しかし、後半に入るとカールスルーエの守備に疲れが見え始め、
グリフォ、アブラシらを起点にフライブルクが攻勢を強めていった。
やっとエンジンかかってきた。

間もなく後半60分に差し掛かる頃、フライブルクのコーナーキック。






「…!!」





来たあぁ! 後半58分、フライブルク先制!

「マイク!」 フランツ!

「マイク!」 フランツ!

「マイク!」 フランツ!



マイク・フランツ。

グリフォのコーナーキックを頭で押し込んだ。
派手さは要らない。ダービーは気迫と気迫のぶつかり合いだ。
そんなメッセージを感じる、フランツらしい泥臭いゴールだった。



後半75分過ぎ、フランツと交代でニールセン投入。
ピッチを去るフランツに向けて大きな拍手・歓声が沸き起こる。



その後幾度かチャンスを作るも追加点はならず。

シーズン前半戦のダービーで後半ATに同点弾を喫したのは記憶に新しい(→参考)。
後半80分過ぎにはペーターゼンを下げてムイジャを投入、守備固めに向かう。



後半アディショナルタイムは3分。今日は逃げ切ってくれ…。



「…!!」


試合終了のホイッスル、最終スコア1-0。

SCフライブルク、ダービー勝利&首位奪還!!

あのフランツの泥臭いゴールが決勝点となった。
これぞダービーと言いたくなる、気迫のこもった好ゲーム。とりわけ前半の
カールスルーエの集中力は凄まじかった。その場にいたときは気が気でなかったが、
たまにはこういう痺れる展開のウノゼロも悪くない。

第27節終了時点の順位は以下の通り。残り7戦、とても浮かれている余裕はない。
------------------------------------------------------
1位 SCフライブルク    勝ち点56(得失点差+29)
2位 RBライプツィヒ    勝ち点56(得失点差+18)
3位 FCニュルンベルク 勝ち点53(得失点差+22)
------------------------------------------------------

次節は代表戦ウィーク明けの4月4日(月)、アウェーでグロイター・フュルトと対戦する。
2016.03.25 Friday / ドイツ-サッカー / comments(0) / trackbacks(0)
#FSVフランクフルト×SCフライブルク(16/03/13)
3月13日(日)、フランクフルト・アム・マイン。

ツヴァイテリーガ漫遊記、フランクフルト編。

本当は試合前に「潤」の豚骨ラーメンを食べたかった。(参考 → 1 2)
11時半の開店と同時に飛び込み、高速でラーメンを啜り、スープの
最後の一滴を飲み干したと同時に会計を済ませて地下鉄に飛び乗れば
キックオフには間に合う計算だが、あまりにも慌ただしいためやむなく諦めた。

これが1部リーグで15時半開始のアイントラハト・フランクフルト戦だったら
余裕で間に合うどころか、ラーメンの前に餃子や唐揚げなんかをつまみながら
ゆっくり瓶ビールを飲む時間だってあるのに、2部リーグで13時半開始の
FSVフランクフルトの試合を観戦する者にはその権利がない。

同じ人間でも、1部のクラブのサポーターと2部のクラブのサポーター
との間には、かくも明確な格差が存在するのである。

だから俺たちは昇格しなければならない。

ラーメン屋でゆっくり飲み食いする時間が欲しければ、
歯を食いしばってここから這い上がるしかないのだ。

中央駅からUバーンを乗り継ぎ、スタジアムの最寄り駅へ。


フランクフルター・フォルクスバンク・シュタディオン。
(Frankfurter Volksbank Stadion)


収容人数1万2千人少々、ゴール裏は屋根なし。
アマチュア〜セミプロのスタジアムといった趣である。


リッヒャー。(Licher)

さすがフランクフルトのローカルクラブ、FSV。スタジアムの生ビールも
ヘッセン州の醸造所リッヒャーのピルスナーというのがポイント高い。
(アイントラハト・フランクフルトのスタジアムは大手のクロムバッハ。)
リッヒャー、旨いよな。ホップの芳香と苦みがいい。


2.リーガ第26節、

FSVフランクフルト×SCフライブルク。

ヴィンチェンゾ・グリフォと第2GKクラントにとっては古巣との対決となる。

前節は大雪の中、首位RBライプツィヒを撃破! (→参考)
3位FCニュルンベルクの猛追で今季の昇格争いは一気に
激しさを増し、取りこぼしが許されない状況になってきたが、
今日は「きっちり」勝ち点3を持って帰れると信じている。



SCフライブルクの先発は以下の通り。

シュヴォロウ
シュテンツェル - ヘーン - ケンプ - ギュンター
ヘフラー - アブラシ
フランツ - グリフォ
ゲデ - ニーダーレヒナー

前節ライプツィヒ戦と全く同じ。
ペーターゼンやフィリップを今日先発させる必要は無いと思うが、
2人がなかなか先発に復帰しないのは少々気になる。


―13時半、キックオフ。



FSVフランクフルトのコーナーキック。

試合の主導権を握ったのは予想通りSCフライブルク。
アブラシやゲデのシュートでゴールを脅かす。




「…!!」




来た!

前半30分前、フライブルク先制。
フランツからのグラウンダーのクロスにニーダーレヒナー
ダイレクトで合わせた。DFのマークを受けながらあれを決めたのは凄い。

フライブルク1点リードで前半終了。
早くも勝利を確信しながら、ビールのおかわりをグイグイ呷る。


「事件」が起こったのは、後半50分過ぎのことだった。









おい!!

FSVフランクフルトの左SBハジ=ザフィ
センターラインを越えたあたり高い軌道のロングボールを放つと、
これがGKシュヴォロウの頭上を越えてゴールに吸い込まれた。

その距離およそ50メートルのスーパーロングシュート。
やや高い位置にいたシュヴォロウは見事に虚を突かれた。

茫然。信じがたいゴールで同点に追いつかれる。

前節ライプツィヒ戦はスーパーセーブでチームを救った
シュヴォロウだが、今日は痛いミスで窮地に陥ってしまった。


後半65分、ゲデとフランツを下げてペーターゼンフィリップを投入する。
二人を出し惜しみして勝ち点を取りこぼしたら洒落にならない。



ニコラス・ヘフラー。



なかなか勝ち越せない状況に焦りが募ってくる。
元FSVフランクフルトのヴィンチェンゾ・グリフォも今日は不発。
あんな失点で勝ち点2を失ってしまうのかと思うと腹立たしい。





「…!!」





ペーターゼン来たあぁぁ!!

マーク=オリバー・ケンプの「タッチダウンパス」を受けたペーターゼンが
落ち着き払って相手GKの頭上を越すループシュート。さすがの決定力。
後半80分過ぎ、神様ペーターゼンの一発でフライブルクが再び勝ち越す。


―その僅か数分後、左PA内でニーダーレヒナーがファールを受けてPK獲得。



キッカーはもちろんペーターゼン。



3-1!!!

ペーターゼンがきっちり決めてリードを2点に広げる。



試合はこのまま3-1で終了。SCフライブルクはザントハウゼン戦以来5連勝。
よもやのスーパーゴールを喫するも、最終的には勝ち点3を積み重ねることに成功した。

来シーズンのフランクフルト遠征は絶対ラーメン屋でゆっくり飲み食いするぞ!

次節は3月21日(月)、ホームでカールスルーエSCとの「バーデンダービー」
山田大記はフライブルク初上陸。いろんな意味で絶対に勝ちたい。
2016.03.20 Sunday / ドイツ-サッカー / comments(0) / trackbacks(0)
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