モルゲンバーデンGmbH

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2018.10.29 Monday / - / - / -
#デュッセルドルフの居酒屋(やばせ)

11月25日、デュッセルドルフ。

 

旧市街付近のクリスマスマーケットを歩いていると、凄い屋台が目に飛び込んできた。

 

 

 

 

「…!!」

 

 

 

 

アヒル、アヒル、アヒル。

 

おびただしい数のアヒルが一堂に会した様は壮観の一言。

アヒル好きにはたまらない。これは集めだしたらきりがなさそうだ。

 

 

Füchschen。(フュッシェン?)

 

ショッピングビルで初見のアルトビールを飲む。

比較的軽めで飲みやすい。ユーリゲには敵わないが、なかなかいいビールだ。

 

 

そして、お楽しみの晩飯。

 

やばせ。

 

デュッセルドルフを代表する老舗日本料理屋。

数年前に食べたランチの上ちらしがめちゃくちゃ旨かったのを

今もよく覚えている(→参考)。今回はディナー初挑戦。

 

店内は超満員。30分以上、1時間近く待っただろうか。

ようやくカウンター席に通してもらい、ビールと料理を注文する。

 

ブリンクホフ。(Brinkhoff's)

 

まさかのブリンクホフ。ドルトムントのピルスナー。アサヒやキリンではなく

ドイツのピルスを頼んだらこれが出てきた。ボルシア・ドルトムントの

本拠地スタジアムで出てくるビールとしてサッカーファンにはお馴染みだが、

香りは良くないし、酸味は目立つし、正直旨いビールだとは思わない。

 

美味しいドイツピルスナーは他に幾らでもあるのに、

やばせが何故敢えてブリンクホフを選択したのか非常に気になる。

 

以下、心温まる和食に舌鼓を打つ。

 

ねぎぬた。

 

あぁ懐かしい! 酢味噌のコクと酸味とネギの甘味・青い香りが絶妙に合う。

 

牛ヒレのたたき・玉ねぎソース。

 

 

 

「…!!」

 

 

 

うまい!!

 

噛み締める度に新鮮な牛ヒレの旨味がジワジワ滲み出てくる。ソースの塩梅も絶妙。

 

サーモンとまぐろとアボカドのつまみ。

 

それぞれの濃厚な味わいと醤油の塩気が一体となって美味!

 

イワシフライ。

 

揚げたてのイワシフライにレモンをぎゅっと絞り、サクッと齧る。

ビールが止まらんぜ!

 

 

まぐろステーキおろしポン酢。

 

いい感じに脂の乗ったまぐろのステーキにポン酢をかけて。

 

 

 

「…!!」

 

 

 

うおぉ、うめぇ!!

 

まぐろのクオリティが半端ない。そして焼き加減が絶妙!

ドイツでこんなに旨いまぐろが食べられるとは…。

 

ばってら。

 

新鮮で押しの強いサバの旨味と脂のコク、お酢の酸味。旨いなぁ…。

 

抹茶アイス。

 

嫁の注文。和の香りが旨い。脇に添えられたつぶあんもいいアクセント。

 

終盤になるとオーナーの奥様らしき女性が隣のカウンター席に座り、

赤ワインを飲みながら若い板前さんと談笑を始めた。

オーラが強すぎて、何故ピルスがブリンクホフなのかは聞けなかった。

 

満足感に浸りながらホテルに戻り、深い眠りに着く。

2017.01.29 Sunday / ドイツ-飯 / comments(0) / trackbacks(0)
#ドイツビール紀行(ケルン)2

1月7日(土)、ケルン。

 

Uバーンでライン川を渡り、ズュンナー醸造所を再び訪問する。

 

ズュンナー醸造所。(Sünner)

 

世界最古のケルシュビールの醸造所、つまりケルシュの元祖とされている醸造所である。

 

同醸造所の敷地内にある直営ビアホール「ズュンナー・ケラー」は普段15時開店だが、

今日は特別なイベントをやっているらしく、18時からしか入れないという。

そこで18時きっかりにビアホールへ突撃すると、18時に入れるのは

「入場券を持っている人」だけで、入場券がない者は19時まで入れないことが判明した。

 

ようやく入れたと思ったら…。

 

仮装パーティー。

 

決して仮装パーティーそのものが問題なのではない。賑やかで大いに結構だ。

問題はビールの注文がチケット制になっていて、そのチケットを買うのに

気が遠くなるほど長い行列ができていることである。

 

よし、諦めよう。

 

元々軽く1-2杯だけ飲んですぐ帰るつもりだったし、あんなに待てない。

 

15時:  1回目の訪問。今日は15時ではなく18時に開くと言われる。

18時:  2回目の訪問。入場券がない者は19時まで入らないと言われる。

19時:  3回目の訪問。仮装パーティーでビールのチケット売り場が激混み。

 

結局、元祖ケルシュのズュンナー醸造所でビールを飲む目論見は達成できず。

今回は縁がなかった。ていうか最初にもっと詳しく説明してくれよ。

 

このまま帰るのも癪なので、昼間も行った数百メートル先の飲み屋に立ち寄る。

 

ズュンナー。

 

ホップの苦味、仄かな酸味で全体的にドライな味わい。

元祖ケルシュという偉大なビールだが、正直驚くほど旨いとは思わない。

 

1杯だけ飲んだ後、再びライン川を渡ってケルン中心部に戻る。

 

ペフゲン醸造所。(Brauerei Päffgen)

 

昼に初めてペフゲンのビールを体験し、あまりの旨さに衝撃を覚えた。

(→参考) 今夜はここで最高のケルシュを思う存分味わいたい。

 

昼間とは打って変わってほぼ満席。すぐ座れたのは幸いだった。

 

ペフゲンのケルシュ。

 

来た来た、最高のケルシュ。ではでは、さっそく。

 

 

 

 

 

「…!!」

 

 

 

 

 

うまい…。

 

新鮮、芳醇、フルーティー。

 

モルトの香ばしい香り、ホップの穏やかな苦味と仄かに甘味を帯びた芳香。

素晴らしい。いま心から幸せな気分だ。

 

ピクルス。

 

ツマミはこういうシンプルなもので十分。

程よい酸味とキュウリの甘味・青い香りでビールが加速する。

 

ハルベ・ハーン。(Halve Hahn)

 

チーズ、パン、バター、以上。ケルン名物の超どシンプルな一品。

チーズは中程度に熟成が進んだゴーダチーズ。濃厚なコクと熟成香があって旨い。

 

5杯目。

 

旨い、しみじみ旨い。幾らでも飲める。

 

7杯目か8杯目に差し掛かると、いきなり太っ腹なお客さんが登場。

その人の「おごり」で僕を含む周りの客10人弱にビールが1杯ずつ振る舞われた。

おぉーやったぜ! ゴチになります!!

 

10杯目。1杯おごってもらったのでコースターの印は9本。

 

これでキリよく最後の1杯にしよう。

 

ケルンに来たら必ず飲むべきケルシュビール。

 

100%同意。何の異論もない。ペフゲンは噂通り、そして想像以上の旨さだった。

ホイマルクト周辺のビアホール「Bierhaus en d’r Salzgass」は観光ついでに便利だが、

醸造所直営のビアホールも大して遠くないので(地下鉄Friesenplatz駅からすぐ)、

せっかくなら直営ビアホールの方に行かれることをお勧めしたい。

 

ホテルまでの帰り道に寿司レストランを発見。

もう酔っ払いモードに入っている。よし、ここで「シメ」食って帰るぞ。

 

ガッフェル。

 

ついさっき旨いケルシュをさんざん飲んだばかりなのに、

またビールを注文してしまった。ペフゲンは別格だけどガッフェルも旨い。

香ばしいモルトとキレのあるホップの苦味。大手の中では一番旨いと思う。

 

イボダイ丼。

 

イボダイを丼にする発想が素敵だ(笑)。

甘辛い照り焼きのタレがイボダイの上品で淡白な旨味を引き立ててなかなか行ける。

脇にルッコラやサニーレタスなどが添えてあり、野菜を一緒に摂れるのもいい。

 

腹が満たされたところでホテルに戻り、泥のように深い眠りに着く。

 

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1月8日(日)。

 

帰りの電車に乗る前にケルシュを引っかけよう。

中央駅から徒歩数分、ケルン大聖堂のすぐそばにあるビアホールへ。

 

フリュー・アム・ドーム。(Früh am Dom)

 

ここは何と朝9時から営業している。

 

開店直後に突撃してビールを注文しようとたら、ビールは10時まで提供できないという。

仕方がないのでアルコールフリービールと朝飯を頼んで10時のビール解禁を待つことに。

 

人生初、卵3個のベーコンエッグ。

 

僕の知る限り、日本人の常識では目玉焼きの卵は1人2個までである。

一気に3個も食べたら「コレステロールの摂り過ぎだ」と激しく非難されてしまう。

そんな常識を破った卵3個のベーコンエッグを今こうして目の当たりにすると、

リッチな気分と罪悪感が入り混じって何とも言えない高揚感が沸き上がってくる。

卵3個は背徳の味。トロトロな黄身のコクとベーコンの強い塩気が相まって非常に旨い。

 

そんなことを考えている間に時計は10時を回った。

 

フリューのケルシュ。

 

新鮮で旨い! 苦味控えめで酸味が強いのがフリューの特徴か。

一口にケルシュといっても各社によって味が違って面白い。

 

ドーム。(Dom)

 

ケルン中央駅構内の飲み屋で最後の1杯。

大麦麦芽と小麦麦芽を使ったケルシュで、全体的に穏やかな味わい。

 

最古のケルシュ:ズュンナー、そして最高のケルシュ:ペフゲン。

「最高のケルシュ」は個人の趣向によるところだが、今回は

ケルンのビール文化をより深く体験することができてよかった。

 

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では、最も売れているケルシュは何か。

 

ライスドルフ。(Reissdorf)

 

ライスドルフはケルシュの最大手である。

 

ドイツ語版ウィキペディアから大手3社の生産量を抜粋すると…

 

1位 ライスドルフ: 60万ヘクトリットル

2位 ガッフェル: 46万ヘクトリットル

3位 フリュー: 40万ヘクトリットル

 

僕が住んでいる地域ではガッフェルやフリューはあってもライスドルフは

全く見ないので、ケルシュの首位はガッフェル(2位はフリュー)だと思い込んでいた。

確かにケルン市内ではライスドルフをよく見かける。

 

個人的にはガッフェルの方が好みだが、ライスドルフは全体的に

ボディが太くて飲み応えがあり、大勢の人に支持されるのも頷ける。

 

ケルンビール紀行。また機会があれば是非やってみたい。

2017.01.28 Saturday / ドイツ‐観光 / comments(0) / trackbacks(0)
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