#SCフライブルク×1.FCケルン(17/02/12) |
2月12日(日)、シュヴァルツヴァルト・シュタディオン。
ブンデスリーガ第20節、
SCフライブルク×1.FCケルン。
ケルンのような人気クラブをこうしてホームに迎えられるのは本当に嬉しい。
昨年の夏以来、1部リーグにいられる喜びを日々実感している。
ドイツ各地のミスコン優勝者。
なぜかこの日シュヴァルツヴァルト・シュタディオンに集結。
中には頑張ってスカートを穿いてきてるミスもいるが、
こういう人たちはもっと暖かくて薄着できる時期に呼んでほしい(笑)。
たぶんコンテストが最近あったからなのだろう。
SCフライブルクの先発は以下の通り。
シュヴォロウ
キュブラー - トレホン - ソユンチュ - ギュンター
フランツ - ヘフラー
フィリップ - グリフォ
ハベラー - ニーダーレヒナー
最大の注目は、シーズン前半戦のケルン戦(アウェー:0-3)、
前半だけで3失点のきっかけとなった「戦犯」ソユンチュ。
半年前のソユンチュと今のソユンチュは違うんだよ。
立派に成長した姿を見せつけてやってほしい。
ケルンの大迫勇也は先発出場。
―17時半、キックオフ。
序盤、中央ペナルティエリア付近でケルンのフリーキック。
次の瞬間に事件は起こった。
「…!?」
金的!!wwwww
壁を形成していたフローリアン・ニーダーレヒナーの股間に強力なボールが見事命中した。
あいたたた…。
思わぬ「チンプレー」にスタンドから失笑が漏れる。
大迫半端ないって!
素晴らしいターンでヘフラーを難なく交わして決定機を演出。何とか失点は免れる。
「…!!」
来た! 前半30分過ぎ、SCフライブルク先制!!
グリフォ、キレキレ。
左ペナルティエリア内、結構な距離から放ったシュートは
ポスト直撃後にゴールラインを割った。後から頭で押し込んだ
「金的」ニーダーレヒナー君のゴールにしてあげたい気もする。
…orz
僅か数分後、同点に追いつかれる。大迫の守備を起点に、ヨナス・ヘクターから
ビッテンコートへ素晴らしい縦パスでGKシュヴォロウと1対1。
ビッテンコートのシュートはシュヴォロウが止めるも、こぼれ球をモデストに押し込まれた。
今季好調のケルン、やはり難敵だ。
ネベン・スボティッチ。
今冬ドルトムントからケルンに移籍。これはいい補強だ。
ソユンチュ&フィリップ。
目下市場価値絶賛爆上げ中。フライブルクの攻守の中心となる若手コンビ。
とりわけ今日のソユンチュは決定機を幾度も凌ぐ安定した守備が素晴らしい。
あの中央ゴール前でモデストのボールを綺麗に刈り取った場面には鳥肌が立った。
後半70分過ぎ、左ペナルティエリア付近からフライブルクのフリーキック。
「…!!」
うおぉ、来たあぁぁぁ!!
ヴィンチェンゾ・グリフォの正確&強烈なフリーキックはケルンGKケスラーも
前に弾くのが精一杯。そこへマクシミリアン・フィリップが素早く詰めて2-1!
クレメンスのファールを誘ったクリスティアン・ギュンターの積極的な
ドリブル突破を含め、3人の力が合わさった見事な勝ち越し弾だった。
ケルン撃破!!
シーズン前半戦のリベンジ成功。
正直今日は厳しいと思ってたが、見事に勝ち切ってくれた。
ゴール裏のウルトラスに呼ばれたのはソユンチュ。
しかし、ソユンチュはトイレだかで姿を現さない。「仕方なく」1G1Aの
グリフォが代わりに壇上に上がるという少々面白い展開だった。
(グリフォ本人は少々複雑な心境だったろう。最初から呼べよと。)
陰のMOMはニーダーレヒナーで(笑)。
貴重な勝ち点3をもぎ取り、目標の1部残留にまた大きく一歩近づいた。
#ヴァルトホーフ・マンハイム×シュトゥットガルター・キッカーズ(17/02/11) |
2月11日(土)、マンハイム。
ミュンヘンへ南下するバイエルンファン、ドルトムントに北上するBVBファン。
主要な高速鉄道が停車するマンハイム中央駅は、
週末には「サッカーファンの交差点」の様相を呈する。
では、マンハイムのサッカー事情はどうなのか。
中央駅構内の電光掲示板の上にはこんな表記が掲げられている。
アイスホッケーの町 マンハイム。
(Eishockeystadt Mannheim)
アイスホッケー・ブンデスリーガの強豪チーム「アドラー・マンハイム」を
擁するマンハイムにおいては、アイスホッケー>サッカーのようだ。
しかし、マンハイムにはかつて1部リーグに居たこともある古豪サッカークラブがある。
カールベンツ・シュタディオン。(Carl-Benz Stadion)
レギオナルリーガ南西地区(4部)第20節、
SVヴァルトホーフ・マンハイム×シュトゥットガルター・キッカーズ。
近年の大物としては、レバークーゼンなどで活躍したハンノ・バリッチュ
を輩出したヴァルトホーフ・マンハイム。昨季はレギオナルリーガで優勝、
3部昇格を懸けたプレーオフに挑むも、マクデブルクに敗れて昇格ならず。
今季は前節終了時点で首位エルフェルスベルクと勝ち点1差の2位。
再び3部昇格プレーオフを十分狙える位置につけている。
今日の対戦相手は、3部から降格してきたシュトゥットガルター・キッカーズ。
ダービーとまでは行かないが(最大のライバルはオッフェンバッハとカイザースラウテルン)、
バーデン=ヴュルテンベルク州の大都市同士の対決ということで盛り上がりに期待。
古豪クラブらしく、敷地内の一角にはミュージアム的な小部屋がある。
バルサと対戦したことがあるのか。すげー、これは羨ましい。
ささやかなコレオを掲げるアウェーのキッカーズサポーター。
そんな彼らに地元マンハイムのサポーターが激しい野次を浴びせる。
Stuttgarter, arschlöcher!
Stuttgarter, arschlöcher!
(シュトゥットガルト、ケツの穴)
キッカーズに恨みはないが、アンチVfBの僕はいつもの癖で思わず一緒に叫んでしまった。
14時、キックオフ。
前半は「しょっぱい」展開で0-0。
アイヒバウムのウアアイヒ。(Eichbaum/Ureich)
マンハイムが誇る地ビール。ホップのアロマが利いてて凄く旨い!
こんな薄いプラスチックコップにデポジット(50セント)が
かかるとは知らず、1杯目は普通に捨ててしまった。
後半から場所を少し移ってみる。
こっちの方が迫力がある。
ラフプレーの応酬。
「…!!」
来た! マンハイム先制!!
歓喜に沸くゴール裏の地元サポーター。
今日の観客数は5,599人。4部リーグでこれだけ集まるのは凄い。
後半60分過ぎ、敵陣からのロングボールが通って絶好のチャンス。
2-0!!
決定機をきっちりモノにしてマンハイムがリードを広げる。
3-0!!! 今や祭りの様相を呈してきた。
その後キッカーズの反撃に遭うが、最終スコア3-2でマンハイム勝利。
アイスホッケーの町マンハイムにも、小規模ながら確かなサッカー文化があった。
今季は是非プレーオフを制して3.リーガに昇格してほしい。
風格を感じる菱形のエンブレム。(ボルシアMGやブレーメンも菱形である。)
そして何故か80年代テイスト丸出しのエンテ。
このヘッドバンド、そして淡い水色の服…まんまあれじゃないか。
オリビア・ニュートン=ジョンの「フィジカル」。
♪Physical, physical, I wanna get physical…
あの脱力感満点のプロモーションビデオが脳裏をよぎる。