#FCアウクスブルク×SCフライブルク(17/03/18) |
3月18日(土)、アウクスブルク。
ブンデスリーガ第25節、
FCアウクスブルク×SCフライブルク。
リーゲレ醸造所の直営ビアホールでビールを満喫した後(→参考)
中央駅からアウェーファン用のシャトルバスでスタジアムへ。
WWKアレーナ。
アウクスブルクのスタジアムは「アルコールフリーのビールしかない」という
致命的な欠点を抱えているものの、中央駅からの無料シャトルしかり、入場ゲートの
「歓迎 フライブルクファン御一行様」しかり、アウェーサポーターには優しいイメージがある。
SCフライブルクの先発は以下の通り。
シュヴォロウ
グルデ - シュスター - ケンプ
キュブラー - ハベラー - ヘフラー - フランツ - ギュンター
ニーダーレヒナー - フィリップ
ソユンチュとグリフォがまだ先発復帰しないのはなぜか。
「来夏の移籍が決まってるから」でないことを祈る。
アウクスブルクの宇佐美貴史はベンチスタート。
元フライブルクのヨナタン・シュミットはベンチにも入っていない。
―15時半、キックオフ。
敵陣深くに侵入するも、先制ならず。
前半はアウクスブルク寄りの展開で推移する。
PK獲得。
前半30分、トイレで席を離れているうちにPKをゲットしていた。
「…!!」
来た!
ニーダーレヒナーがきっちりPKを決めてSCフライブルク先制。
1部リーグではアウェーのアウクスブルクに一度も勝ったことがないが、
今日は行ける気がする。
と思いきや、ヘフラーにアクシデント発生。アブラシとの交代を余儀なくされる。
そして。
「…!?」
数分後、スタフィリディスのヘッドでアウクスブルク同点。
前半30分過ぎにヘフラー→アブラシ、そしてハーフタイムにキュブラー→イグニョフスキ。
相次ぐトラブルで後半45分を残して早くも2枚の交代枠を使ってしまった。
グルデとシュスターの懸命な守備で逆転は免れる。
それにしても今日は中盤でのパスミスが多すぎやしないか。
フライブルク、アウクスブルクともに後半はグダグダ。
スペクタクルな場面に欠け、あくびが出るほど退屈な展開で時間だけが経過する。
結局1-1のまま試合終了。宇佐美貴史は出場せず。残留争いのライバル:
アウクスブルクに勝ち点3を与えなかったのは悪くない結果といえるが、
はっきりいって今シーズン最大級の凡戦、塩試合だった。
足早にスタジアムを立ち去り、帰りのシャトルバスに乗り込む。
ツヴィックル。(Zwickl)
帰りの電車に乗る前に、アウクスブルク中央駅構内のビアホール「1516」で
名物の無濾過ビールを1杯。これ美味しいんだよなぁ…無濾過ならではの芳醇な味わい。
#ドイツビール紀行(リーゲレ) |
3月18日(土)。
ドイツビール紀行、アウクスブルク編。
リーゲレ醸造所。(Brauhaus Riegele)
アウクスブルク中央駅からわずか徒歩数分というアクセス至便な醸造所。
ビールもハイレベルで旨いらしい。期待に胸を膨らませながら、併設の直営ビアホールへ。
お洒落で清潔な店内。カウンターの向こうには凄い数のタップがずらりと並んでいる。
利き酒セット。
ドイツ語でビアプローベ(Bier Probe)。100ml×9種類の生ビールが一度に味わえる。
各ビールの英語の説明書きも出してくれた。
途中で違う種類を飲むとどれがどれだかわからなくなってしまいそうなので、
右から順番に1杯ずつ飲みきってから次へ進むことにする。
「…!!」
おぉ、うまい。
1.Herren Pils。
アロマティックなピルスナー。一口飲んだ瞬間にレベルの高さを思い知った。
2.Commerzienrat Riegele Privat。
説明書きによると「フェストビール」。モルトの甘味とホップの苦味のバランスがいい。
3.Speziator Dunkel。
カラメルモルトの甘く香ばしい香り。超濃厚な黒ビール。アルコール度数7.5%。
4.Kellerbier。
無濾過ビールならではの芳醇な味わい。酵母が生き生きしている。
5.Speziator Hell
濃厚&超甘口、高アルコールのヘレス。度数7.5%。
6.Aechtes Dunkel。
普通の黒ビール。香りは香ばしく、あっさりした飲み口。
7.Sebastian Riegele's Weisse。
ヴァイツェン。甘さは控えめ、フルーティーな味わい。
8.Urhell。
普通のヘレス。こんなにホップの香りがいいヘレスは初めてだ。
9.Golden Pale Ale。
ペールエール。柑橘類は使ってないはずなのに、まるでグレープフルーツのような味と香り。
どれも真面目に旨かった。
9種類の利き酒セットを全部飲み終えた後、好きなビールを注文する。
なお、100mlのミニグラスは単品でもオーダーできる。
ヘレス。
やはり王道のヘレス。300mlの中グラス。
ピルスナーかと思うほどホップの香りがいい。後でピルスと飲み比べてみよう。
グレステル(Gröstl)。
豚肉とジャガイモ、クネーデル(小麦粉の団子)を焼いた素朴な料理。
元はオーストリア:チロル地方の料理である。
うまい!
チャーシューを思わせる豚肉の濃厚な旨味。目玉焼きの黄身のトロトロ。
ハーブ入りのクネーデルもいい。ビールのピッチが一気に上がる。
ピルス。
何かのコンテストで「ヨーロッパNo.1のピルスナー」に輝いたリーゲレのピルス。
その名声に違わぬ旨さだと思う。上質なホップのアロマがフワッと鼻を抜ける。
商品名のヘレン・ピルス(Herren Pils)=男のピルスってことか。
字面から来る無骨なイメージとは対照的に、実際の味は凄く繊細。
ヘレスよりもホップの香りが良く、線が細い。
ヘレス。
ピルスも凄く美味しいが、より「もっと飲みたい」と思ったのはヘレスの方だった。
香ばしいモルトの風味と芳しいホップの香り。通常ヘレスというと
ホップの香りは控えめだが、こういうヘレスもあるのかと驚き、感心した。
最後にもう1杯ヘレスをおかわり。けっこういい感じに酔っ払ってきた。
満足感に浸りながら会計を済ませる。
リーゲレはショップも充実している。特に同醸造所が力を入れている
クラフトビールはもの凄く種類が多くて目移りしてしまう。
駅から近くてビールも料理も非常に美味しい。
このためだけでもアウクスブルクに立ち寄る価値はあると思う。
リーゲレ醸造所のビアホール、自信を持ってお勧めしたい。
リーゲレ土産。
クラフトビール4種類、ヘレス、ピルス、そしてモルトのお菓子(砂糖が混ざっている)。
クラフトビールは凝りだしたらきりがなさそうだな…ともあれ、どんな味なのか楽しみだ。